スパイダーマンシリーズのほうが有名なサム・ライミプロデュースのホラー映画。死霊のはらわたの監督だけあってホラーへの想いは強い。内容は王道だが表現方法がよく考えられていて怖いというより不気味さが伝わってくる。実話に基づくという言葉をどこまで信じるか。普通。
【映画】ナイトクローラー
チンピラがスクープ映像が金になる事を知りのめり込んでいくサスペンス。主演のジェイク・ジレンホールの狂気の演技が素晴らしい。脚本も優秀で最後まで緊張感のある展開を楽しめる。長さもちょうど良い。終わり方はもう一つ欲しかった。良作。
【映画】チェイサー
韓国で実際に起こった連続殺人事件をもとに作られた作品。チェイサーの名にふさわしく追跡が始まるんだけど、なんというか空気感がいまいち。犯人の狂気とか序盤の雰囲気はいいんだけど、肝心の追跡部分が追いかけっこって感じどまり。あと警察が無能すぎる。犯人の内面も描き切れていないので深く入り込めず。ディカプリオがリメイク権を持っているようなのでそちらに期待か。普通。
【映画】大統領の執事の涙
ホワイトハウスで30年以上執事として働いた男の話。人種差別問題をベースに歴代の大統領が出てきたり、家族の関係が悪化したりと面白い構成。内容は重いが感情移入しやすい脚本となっている。歳を重ねて夫婦関係が変わって行く様子や身体の衰えの演技がとても上手。息子を叱る母のシーンと老後のシーンがとても良かった。良作。
【映画】インサイダーズ/内部者たち
巨大な権力に挑む検察官とチンピラを描く社会派サスペンス。脚本もテンポもとても良い。韓国映画らしく激しい暴力シーンもあるが、この映画の見所は権力者達による私欲溢れる下品な女遊びシーンだろう。ただただ下品だけど、政治家ってこういう事してそう・・・と思わせるのがとても良い。権力に挑むコネなし男達の奮闘もいいし、見終わった後にスッキリする。良作。
【映画】グレートウォール
万里の長城とマットデーモンとCGという悲惨な食い合わせにありそうなB級映画だと思って見たら想像を超える残念さだった。ツッコミどころ満載。弱すぎる将軍、意味のわからない戦術、謎の世界観、何故それで勝てるのか、などなど考えたら負けな作品。そもそも「金や名声のため、強力な武器を求めて世界中を旅する男」っていう宣伝文句を感じる場面がないという痛恨の一撃。酒飲みながらみるには程よいのかもしれない。駄作。
【映画】ダブル・ジョパディー
アメリカの法律“二重処罰の禁止”(同一の犯罪で二度有罪にはならない)をモチーフにした作品。幸せな専業主婦が夫殺しの罪を着せられ服役するも、殺されたはずの夫は幸せに・・・というストーリーなんだがスッキリと観れる作品。スッキリというかサッパリしすぎてサスペンス感はあまりない。どちらかというと母の愛を強く感じる。主演のアシュレイ・ジャッドの演技と美しさに救われている。トミー・リー・ジョーンズはさえないおじいちゃんって感じ。あと一歩。
【映画】裏切りのサーカス
【映画】スーパーマン リターンズ
久しぶりに復活したスーパーマンシリーズ。過去の作品を見てなくても楽しめる娯楽大作。なんというか「スーパーマンってスーパーだよな!ヒーローだよな!」って気持ちにさせてくれる。難しく考える事なく見れる。ただ、旦那が少しかわいそう。普通。
【映画】ゴースト・イン・ザ・シェル
スカーレットヨハンソン主演。まずスカーレットヨハンソンの顔にあの身体は合わない。さらに少佐が弱過ぎる。そしてタチコマがいない(タチコマリスペクトの別人はいるけど…)。そして何より脚本がつまらない。尺ももっと使えたのであとふたひねりぐらい出来なかったか。あと映像美もイマイチ。謎の外国人の考えるパンクな日本感が全然刺さらない。駄作。