色々と話題になった低予算映画。久しぶりに映画館で鑑賞。初めのワンカット映画の部分で酔いそうになったがその後復調。良く練られた脚本だと思う。ある程度予想していったけど、それでも1回は観ていいかなってぐらいには考えられてる。普通。
【映画】孤高のメス
堤真一演じる医者が地方医療にメスを入れる。そんな感じのストーリー。堤真一の演技が主人公の人柄をうまく表現していて話に引き込まれていく。腐敗した病院の改革を積極的にやるわけでなく、あくまでも医者として患者と向き合い続ける姿が良い。良作。
【映画】マンチェスター・バイ・ザ・シー
心の傷を抱え住んでいた街を離れた男が兄の突然の死により甥の面倒を見ることに。そのためにかつての街に戻りこれからを考える。役者の演技と脚本がとても良い。過剰な演出もなく、暗くなりすぎないようにバランスよくユーモアをいれ、過去と現在をうまく繋いでいる。乗り越えなければいけない過去の傷とどう向きあうか。彼の葛藤と決断。久しぶりに映画で泣いた作品。マンチェスター・バイ・ザ・シーという名前の街がアメリカにあることを知った。傑作。
【映画】SUPER 8
スピルバーグとJJエイブラムスの夢のタッグ。監督自ら未知との遭遇やE.T.のトリビュート作というだけあってスピルバーグのような作品をエイブラムスが監督として再現したかのような作品になっている。音楽の入れ方、映像の見せ方などスピルバーグへの愛が溢れるが似せれば似せるほど魅力的な作品からは離れていってしまう。ダコタ・ファニングの妹エル・ファイニングの演技が最高で思春期な主人公が恋に落ちるのもわかる。甘酸っぱい青春ものとSFを混ぜた質の高い中途半端な作品。エンドロールが面白い。普通。
【映画】バリー・シール
トムクルーズが実在の人物を伝記映画。1970年代後半、アメリカの天才パイロットが麻薬や武器を密輸したりなんなりするストーリー。CIAが介する事と野心家の心に火がついて、大暴れ。テンポよし、流れよし、演技良し。実在したのかと疑問になるぐらい波乱万丈。邦題は可。良作。
【映画】ファルコン
【映画】ダーク・プレイス
28年前の殺人事件をめぐるサスペンス。脚本よく練ったなと思うのだが、なんだろう、何かが足りない。演技も悪く無いし、流れも悪く無い。現在と過去を行ったり来たりするのも悪く無い。けど、細部が物足りない。引き込まれない。ポテンシャル的には良作だが、普通。
【映画】オール・ユー・ニード・イズ・キル
日本のライトノベル原作のループもの。原作を「ハリウッドが作りました」という感じに仕上がっている。序盤は割と丁寧に進むが途中からの展開が説明が足りなすぎて観客を置いていってしまう。時間の都合なのか大事な説明が無いのと、御都合主義的な展開なのが残念。限りなく良作に近い普通。
【映画】帝一の國
学園ギャグ漫画を今をときめくイケメン若手俳優をふんだんに使って実写化。元の話が面白いのだが、その空気感を見事に演じきっていて面白い。緩急のバランスもいいし、世界への引き込み方のうまい。良作。
【映画】ロリータ(1962)
キューブリック監督によるロリータ。ロリータ(1997)をみて、狂気の演出をどうするんだろうと思い観た作品。監督曰く「性的な表現が一切できなかった」といっているぐらいなので時代の問題でロリータエロく無い。それによって、ハンバート教授がハマる理由が本当にわからない。少女偏愛おじさんが最後は真の愛に気がつくという点は伝わったけど。惜しい。
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