ハングオーバーシリーズで有名なブラッドリー・クーパー主演。人としてクズだけど料理人としては天才な男が世界一のレストランを目指す。内容は特にひねりもなく悪いところもなく驚きもないが全体のバランスは悪くない。分子ガストロノミーが世界最先端になった時代、数年のブランクが天才を過去のものにする料理界のスピード感を感じた。邦題は合格。普通。
月: 2018年10月
【映画】ゲット・アウト
黒人男性が白人の恋人の実家を訪れるとそこは不思議な空間だった。「レイシズム」という難しい題材をホラーでありあながらコメディタッチで表現する事に成功している。何より出演者達の演技が上手い。召使いの演技は特に気に入った。最後まで見てもう一度見ると細かな設定が分かる。白人文化を学ぶにも良い。良作。
【映画】ロッキー・ザ・ファイナル
ロッキーシリーズ最終作。ロッキーシリーズはちゃんと観たことないんだけどそれでも名場面は覚えてる。そんなシリーズの締めの作品はとても分かりやすいメッセージを分かりやすく伝えてくれるドラマだった。難しいことはない。ひねりもない。だけどメッセージは伝わる。王道。個人的に気に入ったメッセージは「心は歳をとらないことを証明してみせて」。心の火を灯せ。評価は普通。
【映画】ノクターナル・アニマルズ
【映画】シングルマン
ファッションデザーナーであるトムフォードの初監督作品。全てのコマが完璧にデザインされていると言えるほど美しい。動画の美しさのクリトファーノーラン監督と少し違うが静止画的な美しさを感じる。内容は最愛のパートナーを無くした男の決意の1日を描いたもの。とても美しくとても儚い。じわじわくる作品。人生を考えさせられる。絶望していれば絶望の人生。前を向けばいいこともある。良作。
【映画】手紙は覚えている
最愛の妻を無くした90歳のゼヴ。寝て起きると記憶もはっきりしないほどの耄碌。そんな彼が手紙に残されたミッションを遂行するサスペンス。90歳のおじいちゃんなので誰も不審がらないのが上手い設定。オチも悪くなく最後まで適度な緊張感を出しているのが良い。94分とコンパクトなので気軽に見れる。良作。
【映画】王様のためのホログラム
トムハンクス主演のコメディドラマ。大手自動車メーカーの役員を業績不振で解雇され離婚され家も子供も失った男の再起の話。97分と短い映画なので気軽に見れる。中東の文化を知ることも出来たし、やる気の大切さを思いださせてくれる。内容は深みはないけど悪くもない。普通。
【映画】サウスポー
ジェイクギレンホールの演技が光る無敗のチャンピオンの人間ドラマ。主演の演技がはまっている。彼は少し狂気があるが決して実はブレない人間を演じさせたら天下一だと思う。キレやすい序盤と全てを失って生まれ変わる過程、そしてその後の人物を見事に演じ分けている。エミネム8mileの続編のはずだったがエミネムが主演できず、急遽内容をボクシングにして変えて作られたが、エミネムの熱量は十分詰まっている。ただ、ストーリーが王道すぎるのとサイドストーリーの扱いが雑。もう一捻りで良作になりそうな作品。惜しくも普通。
【映画】カメラを止めるな!
色々と話題になった低予算映画。久しぶりに映画館で鑑賞。初めのワンカット映画の部分で酔いそうになったがその後復調。良く練られた脚本だと思う。ある程度予想していったけど、それでも1回は観ていいかなってぐらいには考えられてる。普通。
【映画】孤高のメス
堤真一演じる医者が地方医療にメスを入れる。そんな感じのストーリー。堤真一の演技が主人公の人柄をうまく表現していて話に引き込まれていく。腐敗した病院の改革を積極的にやるわけでなく、あくまでも医者として患者と向き合い続ける姿が良い。良作。