デンゼル・ワシントンとダコタ・ファニング主演にトニー・スコット監督による骨太クリミナル・サスペンス。誘拐が多発するメキシコで元軍人がボディーガードになる。前半の心を閉ざした軍人と無邪気な娘の交流が素敵で徐々に心を開いていく姿がとても良い。怒涛の後半に観るものの気持ちを盛りたててくれる。男の生き様。良作。
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【映画】君の膵臓をたべたい
【映画】キングスマン
キック・アスの監督が務めたスタイリッシュ・アクション・コメディ・スパイ映画。お洒落な英国紳士によるスパイ組織「キングスマン」の1作目。若者の成長を描く。秘密道具もアクションもキレッキレで面白い。内容はグロい部分もあるが勢いでOK的な監督の味がよく出ている。同じ諜報部員もので圧倒的な演技力を見せた俳優達を大胆に起用しているのが面白い。良作。
【映画】葛城事件
実際の無差別殺傷事件をベースにした犯人の家族の物語。登場人物全員異常なわけだが、最初からそうだったわけではない。幸せな家族を求めていた。獄中婚をする田中麗奈の矛盾が1番の地獄かもしれない。貧乏だからじゃない。どこでも起こる可能性がある。演者がとても良い。オススメできないが良作。
【映画】永い言い訳
男心を描く事に定評のある西川美和監督作品。妻を事故で亡くした時、不倫していた人気小説家が別の被害家族と交流する事で妻の死を受け入れていく話。悲しみを受け入れる事、自分の気持ちに気がつく事、自分が受けていた幸せ。全てを無くしてから時間をかけて全てに気がついていく。そんな心の流れをとても丁寧に描いている。心にしみる。良作。
【映画】奇跡がくれた数式
極めて直感的、天才的な閃きによりインドの魔術師と呼ばれた天才数学者ラマヌジャンの生涯を描いたドラマ。十分な教養がなかったため証明を知らなかった。そんな才能を大切にしたケンブリッジ大学教授との友情の話。余計な脚色もなく辛い時代も含めて淡々と描く人生が心にくる。邦題は合格。良作。
【映画】ダーティ・グランパ
妻に先立たれた祖父が大暴れするセクシーコメディ。ロバート・デ・ニーロがこんな下品なコメディに出るなんて!って思うぐらい意外な作品。堅苦しく生きる孫に生きる道を教えるためなのか、妻との約束を果たすためなのか、己のためなのか。とにかくデニーロが最高。普通。
【映画】とらわれて夏
ケイト・ウィンスレットとジョシュ・ブローリンの演技が素敵な人間ドラマ。脱獄犯との心に傷のあるシングルマザーの恋模様。監督の腕が試される設定であるが人間を描く事に評価の高いジェイソン・ライトマン監督の力を存分に感じられる。短期間で恋に落ちる部分は急だが濃密なシーンで理解させられる。邦題はわからなくはない。良作。
【映画】ゲット・アウト
黒人男性が白人の恋人の実家を訪れるとそこは不思議な空間だった。「レイシズム」という難しい題材をホラーでありあながらコメディタッチで表現する事に成功している。何より出演者達の演技が上手い。召使いの演技は特に気に入った。最後まで見てもう一度見ると細かな設定が分かる。白人文化を学ぶにも良い。良作。