フィリップ・S・ホフマン最期の主演作。タイトルと煽り文から復讐劇かと思いきや掃き溜めの街の日常を綴っただけの作品だった。治安の悪い街から抜け出せるものはいないし、外から来て馴染めるものもいない。主演の力でなりたった。邦題がすべての元凶。原題はただの街の名前。残念。
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【映画】ロリータ(1962)
キューブリック監督によるロリータ。ロリータ(1997)をみて、狂気の演出をどうするんだろうと思い観た作品。監督曰く「性的な表現が一切できなかった」といっているぐらいなので時代の問題でロリータエロく無い。それによって、ハンバート教授がハマる理由が本当にわからない。少女偏愛おじさんが最後は真の愛に気がつくという点は伝わったけど。惜しい。
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【映画】Mr.ホームズ 名探偵最後の事件
93歳の痴呆気味なホームズが心残りの事件をめぐる。昔と今のホームズをうまく演技分けている。ドラマとしては悪くないが、ミステリーとしてみると残念。謎解きも鋭くないし派手なシーンも緊張感もない。内容としても別に救いがあるわけでもない。日本の描画はひどいものだし、時間を飛ぶタイミングもイマイチで混乱する。テーマと静かに進む感じは悪くはいないんだが。コナンドイルだと思って見たらダメ(原作はミッチ・カリン)。惜しい。
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【映画】ダブル・ジョパディー
アメリカの法律“二重処罰の禁止”(同一の犯罪で二度有罪にはならない)をモチーフにした作品。幸せな専業主婦が夫殺しの罪を着せられ服役するも、殺されたはずの夫は幸せに・・・というストーリーなんだがスッキリと観れる作品。スッキリというかサッパリしすぎてサスペンス感はあまりない。どちらかというと母の愛を強く感じる。主演のアシュレイ・ジャッドの演技と美しさに救われている。トミー・リー・ジョーンズはさえないおじいちゃんって感じ。あと一歩。
【映画】ゴースト・イン・ザ・シェル
スカーレットヨハンソン主演。まずスカーレットヨハンソンの顔にあの身体は合わない。さらに少佐が弱過ぎる。そしてタチコマがいない(タチコマリスペクトの別人はいるけど…)。そして何より脚本がつまらない。尺ももっと使えたのであとふたひねりぐらい出来なかったか。あと映像美もイマイチ。謎の外国人の考えるパンクな日本感が全然刺さらない。駄作。