スピルバーグとJJエイブラムスの夢のタッグ。監督自ら未知との遭遇やE.T.のトリビュート作というだけあってスピルバーグのような作品をエイブラムスが監督として再現したかのような作品になっている。音楽の入れ方、映像の見せ方などスピルバーグへの愛が溢れるが似せれば似せるほど魅力的な作品からは離れていってしまう。ダコタ・ファニングの妹エル・ファイニングの演技が最高で思春期な主人公が恋に落ちるのもわかる。甘酸っぱい青春ものとSFを混ぜた質の高い中途半端な作品。エンドロールが面白い。普通。
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【映画】ダーク・プレイス
28年前の殺人事件をめぐるサスペンス。脚本よく練ったなと思うのだが、なんだろう、何かが足りない。演技も悪く無いし、流れも悪く無い。現在と過去を行ったり来たりするのも悪く無い。けど、細部が物足りない。引き込まれない。ポテンシャル的には良作だが、普通。
【映画】オール・ユー・ニード・イズ・キル
日本のライトノベル原作のループもの。原作を「ハリウッドが作りました」という感じに仕上がっている。序盤は割と丁寧に進むが途中からの展開が説明が足りなすぎて観客を置いていってしまう。時間の都合なのか大事な説明が無いのと、御都合主義的な展開なのが残念。限りなく良作に近い普通。
【映画】ロリータ(1997)
ロリコンの語源ともなったロリータ。1997年の作品。ロリータ役が当時17歳だったのでニンフェット(9-14歳)に当てはまらないという点もあるが小悪魔感も弱かった。胸がないだけで選ばれたのか。下着をちらりするのもワザというより子供だからって感じで、おじさんがドキッとする事なさそうな感じ。でもハンバート教授は突然どハマりして、加速度的に狂気的に愛し始めてしまう。うーん。2時間半と長いので端折りたいのはわかるが前半と後半で心の変化のペースが違いすぎてついていけなかった。悪くはなかったが。普通。
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【映画】リピーテッド
眠ると記憶がなくなる女性。何故こうなったのか。一緒に住む夫。毎日かかってくる電話。ニコールキッドマンが記憶喪失の女性を見事に演じている。コンパクトにまとめられたミステリ。結末は美しくはないがリアルではある。邦題は可。普通。
【映画】永遠の反逆児 ヴィヴィアン・ウエストウッド
ヴィヴィアン・ウエストウッドの70歳の誕生日を記念して制作されたドキュメンタリ。パンクなイメージしかなかったが、精神的にパンクであるだけで他のデザイナー達と比べるととてもいい感じの人に感じた。大量生産大量消費に明確に反対してたり、今の政治をプロバガンダって言い切ったり、筋の通った人だなと。パンクな格好で自転車移動する姿もみれて貴重な映像だった。自分の知らない文化を知る意味でよかった。邦題は微妙。DIY。普通。
【映画】シャーロック・ホームズ シャドウ ゲーム
面白キャスティングなホームズ&ワトソンの2作目。コナンドイル最後の事件をベースにしている。相変わらずテンポよく、笑いありの娯楽作。アクションを見所にしているためか時間配分多めで謎解きは短め。でも娯楽作だからいいんです。普通。
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【映画】シャーロック・ホームズ
面白いキャスティングのホームズ&ワトソン。優秀なのに人としてクズな演技に定評のあるロバートダウニーJrの魅力満載。ミステリーというよりアクション。リズムよく程よい謎解きをしながら展開する。娯楽作。普通。
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【映画】最高の人生のはじめ方
モーガンフリーマン主演のハートフルなドラマ。妻の死により創作意欲をなくした老人が近所の家族と交流する事で心を開いて行く話だが、圧倒的な無難感。うん、そういう流れなら感動するね。そうしたらそうなるよね。って感じで内容はいいんだけど特に新しい感動もなく「これ系映画ね」で終わってしまった。邦題も無難。普通。
【映画】パーフェクト・ルーム
大人の男たちが秘密の情事を行うために借りたロフト。そこで起こる謎の殺人事件。ベルギーで大ヒットした作品のハリウッドリメイク版。程よい緊張感を保ちつつ男と女の心の揺れを表現できている。ただ心情表現を丁寧にした結果か肝心の謎解きは面白みに欠ける。邦題はイマイチ。普通。