韓国のスパイ物。韓国映画らしく人間同士の熱い関係や生々しい殴り合いをベースとしながら色々な要素を入れている。ストーリーは良く、脚本も良いが演出が残念。ワイヤーアクションもハリウッドばりの爆破シーンもいらない。序盤に複数の国の諜報部員たちが一気に出てくるも説明がなさすぎる。後半のまとめ具合は良い。2回見たら面白みが深まりそうだが、1回で満足してしまう感じ。惜しい。普通。
月: 2018年3月
【映画】砂の器
松本清張原作。傑作と言われている。一つの殺人事件から始まる壮大なドラマ。複雑に絡み合った伏線が・・・なんだけど元が長編小説なのを頑張って1本にしたことで膨らみも深みもなく、143分を長く感じる残念な感じ。普通。
【映画】愛と哀しみの果て
名優たちによる壮大な愛と人生の話。アカデミー賞受賞作。自由とは何か、欲しいものは何か、得るものとは何か。そんな事を考えさせられる作品。161分の大作だが長くは感じない。じんわり心に響く考えさせられる系。邦題はまぁまぁ。普通。
【映画】ボーイズ・オン・ザ・ライン
三十路手前の冴えない男が夢中になれるものに向かって駆け抜ける話。仕事も恋もうまくいかない男が仕事も恋もうまくいく男に立ち向かう感じの流れだが、なんというか現実は辛い。けど男は走る。少し熱くなった。普通。
【映画】グランド・ジョー
アメリカ南部の貧困生活がよくわかる。子は親を選べない。全体的な脚本もストーリー展開も効果音もクオリティが高い。何よりニコラスケイジの演技が光る。明るい話ではないが現実感がある。邦題はまぁ良しとしよう。良作。
【映画】ワンダーウーマン
マーベルと双璧をなすDCコミックスの作品。昔の作品なので現代版にするのは難しそうだが頑張った感じ。ただ141分は長い。エンタメは2時間まで。あとマーベルの空気感のほうが自分には合ってる。主演は美人。普通。
【映画】TAKING CHANCE/戦場のおくりびと
アメリカの戦死者を家族の元に届ける映画。戦死者に対するアメリカという国の考え方、アメリカ国民の気持ちが見えてくる。とても静かな映画。ケヴィンベーコンが苦悩する米兵を静かに演じる。邦題は蛇足。普通。
【映画】ザ・ウォール
2007年のイラク戦争末期、現場に派遣された2人の兵士。そこで始まる実在したイラク最強スナイパーのとの生死を賭けた駆け引き。限定したシチュエーションを最大限に生かしたシナリオは良い。リアルな戦争。普通。
【映画】ドクター・ストレンジ
アメコミヒーロー、マーベル作品。アヴェンジャーズが物質的な世界を護る中、魔術的な世界を護る独特なヒーロー。最近の流行であったヒーロー活躍作品の後にヒーロー誕生譚を持ってくるのではなく、1発目に誕生の部分を持ってきた。きっと世界観を伝えるための判断だとは思うが、その影響かストーリーはいいんだけど深みにかける作品になってしまった。VFXは美しい。惜しい。普通。