【音楽】Pet Shop Boys

Pet Shop Boys(PSB) 19年ぶりの単独来日公演決定という事でPSBについて初めての人用にまとめておく。(2019/01/05)

PSBはニール・テナントとクリス・ロウからなるイギリス人ポップデュオで、ニールの哀愁漂う歌声とシニカルでたまに社会風刺な歌詞、クリスの作るポップでキャッチーな楽曲からなる。おとなしいダンスミュージックというかピコピコしすぎないピコピコ音楽。最近流行ったElectronic Dance Music(EDM)を昔からやってる愉快なおじさん達である。一番有名なGo West はカバー曲であり、この曲で好きになって収録アルバムVery を聞くと他のアルバムとの違いに驚く事になる。詳しくは wiki で。

予習用に聞くなら「Super」をベースに「Electric」「Yes」あたりを聴いて「PopArt」でPSBのポップと爽やかなジメジメが混ざった世界を知るのが良いと思う。余裕があれば歌詞を堪能して欲しい。

Discography

Please (1986)

記念すべきデビューアルバム。オススメ曲は「West End Girls」「Love Comes Quickly」など。英国らしいジメジメした感じ漂うアルバムである。

Actually (1987)

セカンドアルバム。1st に比べ気持ち聴きやすい楽曲が揃っている。オススメ曲は「Rent」「It’s a Sin」「King’s Cross」など。ジメジメ感は少し薄まっている。

Behavior (1990)

4thアルバム(3rdはリミックスなので割愛)。オススメ曲は「Being Boring」「So Hard」など。かなりメロディアスな楽曲が多め。

Very (1993)

おそらくGo West効果で一番有名な5th。オススメ曲は「I Wouldn’t Normally Do This Kind Of Thing」「Yesterday When I Was Mad」「Go West」など。Go Westを気に入った人なら気に入る一枚。元からのPSBファンからすると売れ線ポップス多めなので評価が分かれる。僕は好き。

Bilingual (1996)

みんな大好きVeryな感じを裏切ったであろう6th。オススメ曲は「Discoteca」「Se A Vida e」「Before」など。ラテンのリズムを取り込んだスタートを切るが全体的なバランスが悪い。粒ぞろいなのに。

Nightlife (1999)

前回の単独公演来日の時の7th。オススメ曲は「Closer To Heaven」「You Only Tell Me You Love Me When You’er Drunk」「New York City Boy」など。前作の反省を活かしたのか全体なバランスが良く夜のBGMにオススメな心地良いアルバム。

Release (2003)

前作のディスコ路線から原点に帰ってきた感じの8th。オススメは「Home And Dry」「Love Is a Catastrophe」「You Choose」など。個人的にパッとしない出来。

PopArt (2003)

ベストアルバム。ここまでのアルバム復習用に最適なアルバム。間違いない。PSBのPopな部分とArtな部分を感じられる。

Fundamental (2006)

パッとしない作品の次はきっちりピコピコさせる9th。オススメは「The Sodom And Gomorrah Show」「Minimal」「I’m With Stupid」など。盛り上がりきらない感じがPSBっぽいが全体的に暗い感じ。

Yes (2009)

まさかの連続ピコピコな10th。オススメは「Love etc」「Did You See Me Coming」「Pandemonium」など。Very以来の明るい印象のアルバム。これを待ってたという感じ。

Elysium (2012)

久しぶりのメロディアス路線な11th。オススメは「Winner」「Hold on」など。ものすごくピコピコ感がないアルバム。評価も分かれるところ。ピコピコ好きとしては物足りない。

Electric (2013)

前作の翌年にリリースされた12th。オススメは「Love Is a Bourgeois Construct」「Last to Die」「Thursday」など。前作のメロディアス路線から一変これがPSBのEDMだ!というノリノリの作品。Bruce Springsteenのカバーなんか挟む感じが遊び心満載で良い(本当は戦争に対する抗議)。

Super (2016)

今回の来日公演ツアータイトルの13th。オススメは「The Pop Kids」「Groovy」など。ものすごく若々しいけど間違いなくPSBというアルバム。The Pop Kids は2人自身の事を歌って面白い。

駆け足で説明したが耳障りが良いので作業用BGMとして使いやすい面白えレクトロポップおじさんズPSBのファンが増えれば幸いである。

投稿者:

r812

川崎在住のソフトウェアエンジニア。 自然と映画とサッカーをこよなく愛す。 サッカーフロンターレを熱く応援しています。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です