結果:情熱を持って冷静に戦った引き分け 0-0
得点:無し
警告:無し
退場:無し
遷移:0-0
評価:90点
10/13(日)
— 川崎フロンターレ (@frontale_staff) October 13, 2019
2019 JリーグYBCルヴァンカップ 準決勝 第2戦
川崎フロンターレ vs 鹿島アントラーズ
19:03キックオフ 県立カシマサッカースタジアム
本日のスターティングメンバーはこちら! (ポジション毎に背番号順に左から掲載) 【広報】 #frontale #ルヴァンカップ pic.twitter.com/335qNnPsoK
レビュー
4-4-2の鹿島と4-2-3-1の川崎と1stと同じ形。川崎はダミアン脇坂長谷川を小林憲剛阿部の2連覇ユニットに変更。守備も1stで調子の良かった組み合わせ。試合は立ち上がりから積極的に点をとりに行ったのは川崎。受けには回らない!という強い意志を感じる立ち上がりで好ゲームの予感しかしない。憲剛が絶妙なポジショニングで相手の自由を奪う。それでも鹿島が鹿島のサッカーを強引に展開してくるが珍しくミスが多く流れをつかめない。川崎は慌てる事なく冷静にボールを繋いでゲームを進めていく。調子の出ない鹿島相手に得点こそないが攻撃的にいくという意志が良い。後半になり鹿島が攻勢にでて嫌な流れになるが長谷川と大島投入で対応。その後は川崎ペースとなり大島と憲剛がチャンスを作っていく。点が取れない中、鹿島の終盤の猛攻も新井のセーブで凌いで決勝進出。180分の試合としてみた中で、良い試合運びができていた。5度目の挑戦で頂点を取る準備ができたと言える準決勝だった。
ピックアップ
・チャントのスタイルと試合のスタイル
鹿島サポのチャントの迫力はすごい。鹿島スタジアムだとさらにスゴイがアウェイでも十分な圧を感じる。この理由は鹿島のチャントが厳選された4パターン(ぐらい)だけを永遠繰り返すからだろう。歌いやすい音程で歌いやすい歌詞。そして数を絞る事で覚える量も少ない。ワンパターンかもしれないが一体感を出すために必要な要素を全て持っている。必然的に声は大きく1つになりあの圧力を生んでいる。一方川崎のチャントは多様性に富む。全体チャントだけでも多数ある上に、スポットで各選手のチャントも歌ってくる。バラエティに富んで楽しいが、覚える量も多く、苦手な音程や歌詞もあり一体感を出すのには難しい。
この話は鹿島と川崎のサッカーにもつながっていると思う。鹿島は伝統の4-4-2で強度高く守り、前にシンプルに運び、強力なFWが決める。これを永遠とやっている。なので相手がどうであれ、やる事が明確で自信を持って個の力を出しやすいし、シーズン通して脆くないサッカーができる。パターンは少ないかもしれないが、結果として20冠をとっている。川崎は連携と連動。決まった時はワクワクが多くみてて楽しく強いサッカーだが、自分たちの流れにならなかったり、コンビネーションが不発だと何もできない事になる。覚えることが多く流れにあったプレーをしなければならないので意志統一が難しい。
自軍のプレースタイルとサポーター席のスタイルが似てて面白いと感じるこのカード。これからも個性を大事に良い試合をみていきたい。
・さすがに厳しい鹿島、それでも強い鹿島
序盤に犬飼が怪我をするアクシデントもあったが、そもそも今シーズンの鹿島は厳しい。主力が移籍した上に、最近はけが人も増えている。それでも好成績を残しているのは流石だが、その影響で試合数が増えるという辛い局面を迎えてそうだ。土居は攻撃できないという旨のコメントを出していたがスーパーなブラジリアンの攻撃力を必要なサッカーでレオとセルジーニョがいないのは厳しすぎるだろう。試合後半では上手くいかないことからか球際の強さを超えたラフプレーが増えたのが状況を表している。しかし、それでもリーグでは首位の鹿島。これが常勝軍団。優勝争うで一番熱いのは鹿島。直接対決の時にどうなっているのか。熱い戦いで共にリーグを盛り上げたい。
・連携が良くなった中盤
この試合でも神出鬼没の家長。右にも左にもトップ下にもボランチにもいる。これはシーズン通して行なっているがここ数試合はそれに対して、中盤が連動できている。出ている選手が2連覇メンバーになってきているとか、若手の成長など要素はいろいろろ考えられるが家長がスーパーなプレーを披露しているのは間違いない。見方を変えると最近守備をさぼらなくなったという家長の変化はあるが、攻撃に関してはシーズン通して同じ事をしているようみえる。こうなってくると家長が不調だったんじゃなくて、チームが不調だから家長も消えていただけなのではないか。上にも書いたが川崎のチームスタイルがそうさせてるのかなと。そう考えると選手の評価がとても難しいチームだと改めて思う。それでも全体的に連携が良くなったの良いところ。そしてそのタイミングで大島が帰ってきたのでいきなり好プレーをだせたのだろう。いいパスを出すにはいい受け手が必要なので。これからどこまで強い川崎に持っていけるのか。今シーズンの完成形を見せて欲しい。
ライブ
15分
4-4-2の鹿島と4-2-3-1の川崎。積極的な川崎。立ち上がり鹿島犬飼が怪我で交代のアクシデント。川崎が先手を取る気持ちが強くて積極的に攻撃をみせる。憲剛の立ち位置が良い。好ゲームになりそうな良いテンションの試合。若干川崎ペースか。継続。 #frontale
30分
鹿島が強度を上げつつボール保持時に広く使って鹿島らしい攻撃を見せ始める。5分ほど押されるが川崎がうまく守り繋ぐのに対し、鹿島はパスミスが目立つ。ボランチが縦関係になりゴール前に顔出す事が多く観てて楽しい試合。最後の崩しをどうするか。攻守に良い。継続。 #frontale
45分
鹿島が鹿島の距離感でサッカーをするがパスミスでリズム作れず。鹿島の距離感で川崎にしては距離があるがそこでパスミスせず繋ぐ事で川崎が安定感ある試合運びをする。ただ相手が良くない時に決定機を作れなかったのも事実。先手をとって圧倒的優位に立ちたい。 #frontale
60分
前線にボールが供給出来ない鹿島は伊藤を入れて土居を2列目に。攻撃的な鹿島相手に前半とは違ってミスが多い川崎。決定機までは行かれないが良くない流れで阿部を長谷川に下田を大島に交代。カウンターをしっかり狙うカタチ。焦れずに守って牙をむきたい。 #frontale
75分
交代により配置の改善とミスの低減、そして鹿島のお疲れというのもあって流れは一気に川崎に。決定機こそ無いものの憲剛、大島のどちらかがバイタルでフリーになる状況が続く。相手陣地でサッカー出来ているがシュートが欲しい。焦れずに冷静に押し込もう。 #frontale
90分
リスクをとって攻撃にでる鹿島相手に受け身に回る嫌な時間。それでも新井のセーブで凌ぎ切る。その後は川崎がボールを保持するが鹿島がファール覚悟で後ろからのタックルが目立つ。それでも冷静に対応し、川崎の流れに変わったまま終了。スコアレスだけど良い内容だった。決勝だ! #frontale
プレビュー
台風19号で被災したいため無し
参考:
【サッカー】ルヴァン杯 準決勝 1st 鹿島アントラーズ 2019/10/09 等々力陸上競技場
【サッカー】リーグ2節 vs 鹿島アントラーズ 2019/03/01 等々力陸上競技場