【サッカー】ルヴァン杯準々決勝 1st vs 名古屋グランパス 2019/09/04 等々力陸上競技場

結果:4-4-2をやりきった勝利 2-0

得点:知念、脇坂

警告:無し

退場:無し

遷移:1-0 -> 2-0

評価:80点

公式記録

レビュー

調子の良くない両チームの一戦。厳しい日程かつU21の選手を使わないといけない環境の中、川崎は田中碧が代表に呼ばれたので免除。そんな中両チームの選択は名古屋が3-4-2-1、川崎が4-4-2。今シーズンの成績でみると名古屋の3バックは2分3敗と勝てていない形で川崎の4-4-2は3勝3分と負けていない形なのが興味深い。試合は序盤から相手の裏を狙い続け、つなぐよりもスペースを活かすサッカーに専念。谷口や車屋の最終ラインから最前線へのパスを続ける中、車屋のパスに抜け出した知念が先制点。VARの絡んだ日本初の得点を決めた。その後も4-4のブロックを作り、ボールを奪いにいかないスタイルでしっかり守りながら、相手が深く侵入したらカウンターという実に4-4-2らしいサッカーに終始。後半立ち上がりに押し込まれるも人数でカバーし無失点。そしてカウンターから脇坂のゴールと数字上は理想的な試合運びでクリーンシートで勝利した。8月をまさかの未勝利で終わったチームにとっては大きな勝利となったのは間違いない。リーグで完敗したボランチ対決に勝利したのも収穫。アウェイで精神的に落ち着いてのぞめるようになったのは大きい。しっかり次につなげたい。

ピックアップ

・復調かは疑問だが芯のある戦い

この試合は最初から最後まで4-4-2らしいサッカーをやりきった。変に細かく繋ごうとせず、しっかり守って縦に早くつける。そして前線が頑張って展開していくという実に川崎らしくないサッカーであるが、脇坂がトップ下まで流れる事でそれっぽさを出していた。だが「相手がハイラインの3バックだった」「U21の選手を使わないといけなかった」「人数をかけて攻めてきてくれる相手だった」と実にやりやすい相手だった事も確かであり、むしろ3バックの時に決定的な追加点を取れなかった事が復調ではないように見えた。それと後半立ち上がりからの押し込まれた時間の長さ。押し込まれながらカウンターを出すには出していたがあくまでも相手のミスからであり、どちらかというと受け身になりすぎで1点取られたら混乱しそうな試合運びであった。特にミドルシュートやクロスは好き勝手やられていたので、この甘さが修正できる事を期待したい。個人的には川崎らしいサッカーかと言われると疑問ではあるが、今シーズン中々見えなかった「今日はこれをやる」がしっかり見えた試合だったので面白かった。割り切ったサッカーでも理想を追うサッカーでも良いが今シーズンの「いろいろなものをやろうとして全部がグタグダになる」よりは遥かに良かった。今シーズンの課題である引いた相手への対応は何も見えていないが、アウェイの試合も相手が前に出てきてくれるのでやりやすいと思う。

・90分持たない脇坂と知念

脇坂と知念は良い選手ではあるが頑張りすぎて90分持たないのがスタメンに絡めない理由だと前から思っている。今シーズンはそこが改善するかと思って見ているが、やはり飛ばしすぎで60分をすぎたあたりからパフォーマンスが落ち始めてしまう。脇坂は潤滑油としていい仕事をしているし、シュート意識も高い。だが自分でやろうとしすぎているのが走りすぎにつながっていると思う。もう少し周りの選手を使ってスペースを使えるようになれば、シーズン通して安定して試合に出れると思う。知念はタスクの優先度として守備>繋ぎ>ゴールになっているのが前から気になっている。この試合では本来ダミアンが担当するエリアも知念が守備をし、つなぎにも参加したのが目についた。あまり前からプレスに行かなかったのでいつもよりはシュートに絡めたが、意識的にそんなに変わったようには見えないプレーだった。と、辛口風に書いているが両者ともとても成長しているとは感じているし、普段出れていないので頑張りすぎるのもわかる。むしろベンチに小林、阿部、家長と錚々たるメンバーが揃っているので飛ばしていけと言われた可能性も否定できない。ただそれでも出場試合数を増やすためにもう少しプレーに緩急をつけて欲しいなと思うので、飛ばさないプレーでも十分やれるというところを見てみたい。

ライブ

15分

3-4-2-1の名古屋と4-4-2の川崎。両チームとも立ち上がりはシンプルに最終ラインの裏を狙うサッカーを展開。脇坂がほぼトップ下兼務の形でスペースを上手く使う。リーグでやられた相手ボランチ陣に対し守田下田の縦関係が機能。4-4-2らしいサッカーを展開の中知念先制。やり続けよう。 #frontale

30分

安定感ある4-4-2。細かい繋ぎより早く前にボールを蹴ってスペースや裏を使って攻撃を構築。繋ぐ名古屋には4-4のブロックを作って食いつくこと無く冷静に対応。自分達がやられて嫌な事を相手にやれてる。知念がまた守備よりのタスクし始めたから攻撃的に行って欲しい。悪くない。 #frontale

45分

流石に裏を狙われ続けた名古屋がジョー入れて4バックに。それでも流れはあまり変わらず比較的川崎ペース。決定機こそ無いものの可能性のある攻撃をしている。山村、カズ、守田、脇坂から熱い気持ちを感じる。明確に追加点を取りに行って欲しい。脇坂が90分持つのか注目。 #frontale

60分

後半立ち上がりからパワーをかけてくる名古屋に押し込まれるものの人数をかけて守っているので決定機は作らせない。相手の攻撃終わりからのカウンターが何度か出せているのが良い。ただ人数をかけているとはいえ受けに回ると事故るので積極性も見せたい。悪くない。 #frontale

75分

押し込まれる中カウンター炸裂で脇坂追加点。パワーをかけていた分疲れたのもあり、名古屋の攻撃から厚みがなくなる。とはいえボールは名古屋にあるので、もう少し攻めの時間を作りたい。ダミアンに早く渡すのは良い。全体的に悪くないが点を取りに行って欲しい。 #frontale

90分

全体的に疲労が見えた中で阿部と小林を入れるという試合を閉じながら追加点も狙える豪華な交代。能力の高い選手が普通に4-4-2をやると安定感のある試合ができる事を見せてくれた。川崎らしいかどうかは別として最後までやり切ったのは評価したい。無失点複数得点勝利! #frontale

プレビュー

苦しい時期を過ごす中で迎えるルヴァン杯、準々決勝。監督の判断は4-4-2。ベンチを見ても最後まで4-4-2で戦いそうなメンバ構成。知念、守田と今までなかなか成果を出せていないメンバーが思い切ったプレーを見せてくれる事を期待したい。個人的には脇坂が4-4-2にどんな味付けをするのかが注目。中2日で出場するメンバーも多い中、ホームでどんな気持ちと方向性を見せてくれるのか。勝ち負けよりも覚悟がみたい。強いメンタルで勝ちに行く姿が何より見たい。

参考:
【サッカー】リーグ25節 vs セレッソ大阪 2019/09/01 ヤンマースタジアム長居
【サッカー】リーグ22節 vs 名古屋グランパス 2019/08/10 豊田スタジアム
【サッカー】リーグ12節 vs 名古屋グランパス 2019/05/17 等々力陸上競技場

投稿者:

r812

川崎在住のソフトウェアエンジニア。 自然と映画とサッカーをこよなく愛す。 サッカーフロンターレを熱く応援しています。

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