【サッカー】リーグ8節 vs 湘南ベルマーレ 2019/04/19 等々力陸上競技場

結果:川崎スタイルで完勝 2-0

得点:阿部、知念

警告:無し

退場:無し

遷移:1-0 -> 2-0

勝点:10 -> 13 (気持ち勝点 14->17)

評価:85点

公式記録

トラッキングデータ

 

レビュー

いつもと同じ3-4-3で走力を活かした湘南スタイルに対する川崎は守備時は4-4-2、攻撃時は家長をボランチに置く4-3-1-2の新しい形で応戦。立ち上がりから両チームのスタイルが真っ向勝負するいつもの楽しい神奈川ダービー。この数試合川崎は基本に忠実に戦って良い結果が出ているがこの試合でもそうだった。やはり基本に忠実に戦い合うと戦力と実績通りの結果となり川崎の完勝という内容であった。前節は幅を狭める守備陣にはサイドを使い、今節は深さを狭める守備陣には奥行きを使うという「自分達を見るだけでなく、相手を見てプレーを選べるようになった」。ただ、この数試合基本に忠実に戦えているのはチームが改善したのか対戦相手が上位陣じゃないからなのかは分からないので喜ぶ事なくACLで現状を冷静に判断したい。

この試合では最大の攻撃力を出せる形で入った湘南がキーマンの武富を開始7分で失った後、裏をつかれて失点したがその後も形を変えずに失点して前半を終えた段階で勝敗はほぼ決していた。湘南は後半予想通り守備の人数を増やしたが、これは裏を狙われない為の対処療法であり本当は攻撃に出なければいけない状況には後手の采配だった。攻撃の手段としてオープンな展開に持っていきたい湘南に対し70分までは川崎は慌てて攻める事なくゲームをコントロールしていたが、長谷川ラルフの投入で相手の求めるオープンな展開につきあう形になったのは問題を感じた。どこまで狙ってやっていたのかは疑問が残る流れだった。

ピックアップ

・4-3-1-2の効果

家長を落としたトリプルボランチというオプションがハマるをの初めてみた。今年は家長が落ちる事はあったがボランチコンビと場所を奪い合いいい形にならなかったので暫くやめていたが、大島復帰ということで久しぶりに挑戦した。効果としては色々あるが

1. 湘南の波を交わす為の起点が中央に増える事

2. 2トップにスペースを作る事

3. 右サイドから家長が消える事で馬渡が迷う事なく前に進めた事

4. 大島がスプリントしなくても良い距離感で戦える事

といったところか。家長も手応えを感じているというか家長からすればシーズン序盤から試していた形なので、大島の復帰で成功体験をつめたのは嬉しかっただろう。とはいえ今後この形を使うか?大島以外でも使えるか?など興味深い形であるが、まずは上位陣相手に見てみたい。

・右サイドバックの経過観察

蔚山戦で触れた右サイドバック であるが最近の試合を見ているとエウソンの幻影を追うのはやめたように思える。というか大島の負荷を減らす一環として右サイドへ負荷分散をしたように見える。トラッキングデータからも分かるが大島は走行距離11kmだがスプリント回数0で終わっている。2試合で1回という数値。一方、馬渡は途中交代したにも関わらず21回のスプリント、田中は11km+17回のスプリントと誰が大島の代わりにスプリントしているのが分かりやすい状況。是非はともかく攻撃の形のベースを特定の選手に依存する形からボランチというポジションに持つという選手を入れ替えをやりやすい戦術になったのはチームとしてプラスだと思う。ただラルフに関してはSH型でありSBの守備力を期待するのはまだ早いか。ラルフになってから相手にのびのびクロスを上げられたあたりが守備時の家長との連携ができていないのがよく分かる。人は守れるけど場所を守るのはまだまだか。攻撃面はいい所を見せようと焦りすぎ。要成長。

・左サイドバックに思う事

ノボリが左サイドで好プレーを出しているが、数試合を見る限りやっぱりパワー不足を否めない。ACLで戦うには厳しいだろうという印象。いかに頭脳で位置的優位を取っても強引にパワーで優位性を取り返しに来るのがACLの舞台なので、そこでどう振る舞うのかに興味が湧いている。そういう観点ではACLは車屋がパワーで負けないのでいいが、頭脳の部分が弱すぎて攻守に強みを発揮できなくなってしまう現状。シーズン通して左サイドはどうなるのか。右サイドとは全く違う左サイドの争いと活性化を楽しみに追っていきたい。

・知念 慶

4戦連発となった知念だか、本人も言っているように前半は効果的なプレーが出来なかった。見た感じ今までのようにラインを低めに持ってボールを持たせてくれる相手にはボールを収められるが、この試合のように前からボールを取りに来る相手にボールが収められなかった。そういう守備なのでボールが入らなくなるのはある程度仕方がないが、そういう状況でどう動くか?の判断が大島のパスと小林の動き出しでようやく気がつくといった辺りはまだまだ勉強中という感想。あと代表に呼ばれるにはこういう相手にもボールを収められる必要があるので、今シーズンの成長に期待したい。

ライブ

15分

形を作ってパスと技術で相手を押し込む川崎スタイル vs 形を作られる前に圧倒的な走力で押し込む湘南スタイルのいつもの楽しい神奈川ダービー。互いにパワーを使って自分達の形を見せ合う立ち上がり。2トップに可能性を感じる。サイドの守備が少しきになる。良い立ち上がり。 #frontale

30分

立ち上がり飛ばしたので両チーム共ペースダウン。湘南の激しいプレス相手でも自陣深くでボールを繋ぐ川崎スタイルを披露。前に来る守備には裏だよね?という大島のパスから阿部の技ありループで先制。その後も裏を狙い続けチャンスを作る。良い流れ。追加点欲しい時間。 #frontale

45分

裏を狙われても前に来る折れない湘南スタイルを技術で真っ向勝負する川崎スタイル。裏に出される前に潰しに来るも中盤まで塞いだ所で最終ラインの奈良から裏に出されて知念追加点。3年間仕込んだ戦術が遂に火を吹いて嬉しい。継続。 #frontale

60分

流石に引いてくると読んでいたかの様に前からハメに行って流れを掴む川崎。立ち上がりの主導権を奪う。守備的になった湘南に攻めあぐねるが2点リードなので落ち着いてボール回しして体力温存。ゲームコントロール悪くない。 #frontale

75分

傷を塞いだだけの湘南相手に落ち着いて対応。崩されてないが宝くじ的クロスをシュートされてて印象は良くない。ただ慌てる様子も無いのでチームは落ち着いてる。100試合出場記念のソンリョンの見せ場が多い。そろそろ流れを取りに行こう。 #frontale

90分

2-0で閉じる流れと思っていたが長谷川、脇坂投入で小林ワントップと結果残したい前線に。結果選手の距離感があきオープンな展開に。クリーンシートを目指したクロージングじゃないのか?と疑問はあるが結果無失点で終了。前半の2点で決まった試合だった。完勝。 #frontale

プレビュー

憲剛、守田、谷口、車屋など怪我人続出の中、連勝を狙う。前回と同じツートップ。湘南とは去年のレビューを読み直しても感じたが「湘南スタイル」vs「川崎スタイル」のぶつかり合いになりスタイルをやり切れたほうが勝つという実に面白いカード。見所は3つ。

・3バック相手にツートップを有効活用出来るか?

・湘南の波にのまれないパス回しが落ち着いて出来るか?

・基本の三角形は作れるか?

前節で基本に立ち返った戦いをしてくれたので継続してくれれば自ずと結果はついてくると思う。流れの中から小林の得点に期待。

参考
【サッカー】リーグ18節 vs 湘南ベルマーレ 2018/09/26 BMWスタジアム平塚

【サッカー】天皇杯 4回戦 vs 湘南ベルマーレ 2018/08/22 等々力陸上競技場

【サッカー】リーグ 2節 湘南ベルマーレ 2018/03/02 等々力陸上競技場

 

投稿者:

r812

川崎在住のソフトウェアエンジニア。 自然と映画とサッカーをこよなく愛す。 サッカーフロンターレを熱く応援しています。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です