【サッカー】リーグ31節 vs 鹿島アントラーズ 2019/11/09 県立カシマサッカースタジアム

結果:勝者のメンタリティ 2-0

得点:山村、長谷川

警告:守田、谷口、家長

退場:無し

遷移:1-0 -> 2-0

勝点:54-> 57(気持ち勝点 64 -> 67)

評価:90点

公式記録

トラッキングデータ

レビュー

優勝の為にもACLの為にも勝点3しかない川崎と首位鹿島の一戦。伝統の4-4-2の鹿島とこだわりの4-2-3-1の川崎。カップ戦の決勝かと思うような緊迫した空気の試合は拮抗した内容。次第に相手の圧力に屈してミスが増えたところで鹿島の流れになるが耐え忍ぶ。そんな中でセットプレーから先制点を奪い、その後の辛い流れからカウンターで追加点。慌てた相手に対して冷静な対応をしてゲームを閉じる。常勝軍団の試合運びを王者川崎が奪ったエポックメイキングな試合となった。

ピックアップ

・得意な守備と苦手な守備

川崎は中盤で強度の高い守備をされるのが苦手である。そして鹿島は言わずものがな守備強度の高いチームである。しかし鹿島相手に苦手意識は無い。なぜか。川崎が苦手なのはボールを受ける時に後ろからハードに来る守備であって、ボールを持って前を向いた後にハードに来る守備はむしろ狙い通りになるからだ。言わずもがな鹿島の中盤は後者の守備なので大島や碧からすると食いついてきた相手を手玉に取れるので鹿島相手だと辛い印象が少ない。一方最終ラインは後ろから激しいチャージをするので小林は試合から消えてしまう時間が長かった。

・違いを見せれる大島と家長

では、なぜ鹿島は前を向かせてくれるのか。当たり前だけど向かせたくは無い。理由は2つあると思っていて一つは前を向かせられる場所で受ける為に川崎の選手がよく動いているからだ。これが出来ていた前半30分までは比較的川崎ペースで進められたがミスから失敗を恐れ弱気のポジショニングをとり始めたらあっという間に鹿島ペースになったのは苦手な状況を自ら作ってしまったに過ぎない。後半はレオシルバをサイドに上げるなどして、こっちの守備陣形を崩す事で攻撃時の陣形も崩されるという後手になる展開になった。2点差つけたところで相手が慌てた事でプレスされても前を向けているので何も怖くなくなったのでサッカーは面白い。もう一つの理由は後ろから行った時の失敗時のリスクが高いからというのがある。後ろから行くと取れたらそのままカウンターだが失敗すると広大なスペースを相手に渡す事になる。最初に後ろから来られるのが苦手と書いたが例外が2人いる。大島と家長だ。大島とがいると不敗なのはまぐれじゃ無いし、強度の高い守備を相手にすると家長が攻撃の起点になるのもたまたまではない。大島は後ろから来たらボールを受けるタイミングで相手をかわす技術が高い。そして狭いスペースでも前を向いてボールを技術も高い。つまり大島にボールが出されてしまうとほぼ前を向かれ効果的なパスを出されてしまうのだ。そうすると対策としては技術を無視できるファールで潰すかパスカットを狙うしかなくなる。これも川崎はパスコースを作るのが上手いというか生命線のチームなのでパスカットは難しい。結果ファールでしか止めれないとなる。かたや家長は後ろ向きで受けても相手のプレッシャーをものともしない強さがある。そして相手のプレスを受けながらも周りをみてパスを出せる技術がある。この2人に対しては「強くいかないと厳しい展開になるが厳しくいくと厳しい展開になる」という辛い二択を常に相手にさせる事が出来るのが圧倒的な強みであり彼らがこういうプレーを出来てる時は川崎は好調な時である。

課題としては2人に続く選手が現状いない事。碧と脇坂は出来たり出来なかったりで不安定。それでも来年には対応できそう。小林、長谷川、学あたりはわざわざそんな所で受ける必要がない選手なので存分にスペースで受けて欲しいし、そういうパスを出してあげて欲しい。ダミアンは受ける事は出来るが良くも悪くもフィニッシャー視点のプレーなのがチームと融合しきれていない感じ。個人的には下田がここが上手くなったら怖い選手になると思っているので期待している。

・迷わない采配

鬼さんの采配の的中率が高い。シーズン中にはなかなか感じられなかったがここに来て精度が高くなっている印象が強い。スタメンもアレ?っと思う事がない。理由はおそらく一つでリーグ戦しかないからだと思う。選手起用にしても相手チームの分析にしても時間があれば普通に強いチームを送り出せる状況になっている。この試合も前日練習はセットプレーの練習を念入りにやっていた。試合内容をみればその差が勝敗に直結してるので完全に作戦勝ちである。逆にいかに複数タイトルを狙って1年間闘うのが難しいかが分かる。しかしシーズン中に色々な選手を色々な使い方をしたからこその「今」なのである。4冠狙って現状1冠なので良かったかどうかは人によると思うが個人的には今シーズンのチームの完成度としては良いと思っている。それぐらいこの試合で見せた「流れを失っても勝ち切る力」は今までに無いものだし、これからの飛躍を期待させるに十分なものだった。

ライブ

15分

4-4-2の鹿島と4-2-3-1の川崎。カップ戦決勝のような緊迫した空気の立ち上がり。両チーム共過度にパワーかける事なく自分達のスタイルを淡々と続ける。やりたい事が出来てるのは川崎の方が多い。内田の所を狙う事でセルジも押し込む事に成功。今日は家長サイドより阿部サイドが熱いか。 #frontale

30分

いつになく安定した守備を見せる川崎。苦手な強度の高い守備にも臆する事なく五分に渡り合う。左右に偏らない攻撃で相手を崩しにかかるが鹿島の守備も堅い。全体的に徐々にテンション高くなって来た。ミスの少ない好ゲームで先に流れを掴みたい。 #frontale

45分

守備は良いが攻撃が足元過ぎる為、決定機を作れない。一進一退の試合だがビルドアップでのミスが続いた所で一気に鹿島ペースに。押し込まれる時間になりあわやのシーンも生まれるがポストが守ってくれた。完全に鹿島の形を作られる時間になったが耐え忍んだ。攻撃にアイデアを。 #frontale

60分

後半立ち上がりから完全に鹿島ペース。全体的に引きすぎの川崎は奪っても攻撃どころか前進できない。守備のリスクが無いので鹿島のサイドが自信を持って上がってきて大ピンチ。車屋の神クリアで凌ぐも攻めの時間が無く厳しい。長谷川入れてボール運べるか。内田セルジを押し込みたい。 #frontale

75分

流れは鹿島のまま。絶望的な状況も山村と新井の神対応で防ぎ切る。頑張ってFK取得。これを山村が合わせて先制。落ち着きたい所だがボールは落ち着かず。それでもカウンターから長谷川が決めて追加点。内容も流れも悪いが2点差をつける鹿島のような試合運び。落ち着きたい。 #frontale

90分

2点差になった事で落ち着いた川崎と慌てる鹿島の展開となり流れは一転。何度か危険なシーンがあるも新井を中心に死守。憲剛ユニを下に着た小林にかえて知念。最後は登里も入れてゲームを閉じる。辛い試合でクリーンシートは素晴らしい。王者の風格を感じる勝利。 #frontale

プレビュー

(試合前日練習を麻生に見に行ったのでスタメンも狙いもわかっているので戦術面は割愛)

優勝争いを鹿島とできる喜びを感じ、勝利をつかみたい。

参考:
【サッカー】ルヴァン杯 準決勝 2nd 鹿島アントラーズ 2019/10/13 県立カシマサッカースタジアム
【サッカー】ルヴァン杯 準決勝 1st 鹿島アントラーズ 2019/10/09 等々力陸上競技場
【サッカー】リーグ2節 vs 鹿島アントラーズ 2019/03/01 等々力陸上競技場

 

投稿者:

r812

川崎在住のソフトウェアエンジニア。 自然と映画とサッカーをこよなく愛す。 サッカーフロンターレを熱く応援しています。

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