【サッカー】リーグ27節 vs ヴィッセル神戸 2019/09/28 等々力陸上競技場

結果:力負け 1-2

得点:長谷川

警告:無し

退場:無し

遷移:0-1 -> 0-2 -> 1-2

勝点:44-> 44(気持ち勝点 54 -> 54)

評価:70点

公式記録

トラッキングデータ

レビュー

天皇杯での敗戦から10日。中断期間を経て再戦したが結果は良いものでは無かった。神戸も川崎も前回と同じ3-3-2-2と4-2-3-1。イニエスタ、ビジャがスタメン復帰の神戸と5人を変えた川崎。シュート本数では13 vs 4と圧倒も結果は完敗。碧と守田の個人の部分は良かったが組織としてはイマイチ。守備の部分では入れ替えただけの効果を見せたが、肝である攻撃の部分はアタッキングサードでの質の改善は見られなかった。完全になかったわけでは無いが2列目3列目のミドルシュートまで。ペナルティーエリア内でのワクワクまでは行けなかった。監督のコメントからも分かる選手の判断の悪さ。保持すべき時にパスを出し、パスを出すべき時にドリブルしてしまう。その繰り返しが起こる現状が改善されないとワクワクは帰ってこなそう。「まずは守備から」ではなく「まずは攻撃から」のチームを久しぶりにみたい。

ピックアップ

・新井起用の意味と結果

実に対照的だったGK。立ち上がりは神戸のビルドアップにGK飯倉は絡んでこなかったが、こちらのプレスが決まり始めるとビルドアップに参加し、誰も行かない優位性を活かして前線にいいボールを蹴っていた。飯倉に蹴らせるのは憲剛が狙い通りといっていたが、普通に展開されていたし、ほぼパスミスもなかったのでここは認識が違う印象。これにより前からプレスに行けなくなり、じっくりボールをつなぐ展開しかなくなり現状では崩しきれない展開となった。

一方の新井。シュートストップのソンリョンと足元と機動力の新井と特徴のあるGKでスタメンとして使われているが、試合で観れるのは後ろからのコーチングとCB陣の裏へのボールの反応の良さだけであり、つなぐチームとして一番観たい足元の部分が全然みれていない。この試合では飯倉と対照的にパスミスが多かった。ロングボールがそのまま相手ボールにある事も多く、最前線の小林に届くこともなかった。正直なところこの起用をするのであれば、ソンリョンでいいのでは?と思ってしまう。ハイボールへの対応はソンリョンのほうがしっかりしているし、CB裏のケアは今シーズンだいぶ改善しているから。飯倉ほどビルドアップに参加する必要があるかは別として、つなぐことが上手いところは見せて欲しい。神戸のような攻撃失敗後にすぐ奪い返しにくるチームに最終ラインはよく耐えていたが、耐えるだけで前に行く力が出なかった。ここに参加することで相手が前に来にくくするプレーは見たかった。川崎の前線がそうなったのを見ていたのだから。

・攻撃に欲しいもの

最後の厚みが足りない攻撃陣。何が足りないのか。何をすればいいのか。思ったのは3点。

1. スペースに走り込む選手の不在

つなぐ事に人数をかけ過ぎ。そして、ミスをした場合を考えて前に上がれず縦関係が築けないボランチコンビ、それに合わせて重心低めでバランスを取りたがるSB陣。結果前線の人手不足が生まれる。もしくはこちらの人数が多い場合は相手もしっかりブロックを作っている状態になる。Jリーグタイムを見てても効果的に攻める為には「いかにスペースにマークしにくい人(本来いないはずの人)がいる状況を作るか」が重要だと感じる。例えば、ペナルティーエリア内に走りこんでくるボランチだったり、中に入ってくるSBだったり。この動きに対応するのは難しい。(ペナルティーエリアの中央に走り込むSBであったエウソンがいかに効果的だったかがよくわかる)。後半になって登里が前に上がりハーフスペースを使い始めたところでボールが動くようになったのは希望を感じた。

2. スペースを作り出す選手の不在

能動的にスペースを使える選手が少ない。憲剛と脇坂はタイプは違うが上手い選手。憲剛は「スペースを作る立ち位置」「スペースに味方を走らせるパス」が得意。試合中にパスを出す事で味方にも相手にもメッセージを送るタイプ。脇坂は「スペースに走りこんで相手を動かす」「指示を出しながら走ってスペースを使う」が得意。この試合でも周りに声をかけながらよく走って連動性を上げようとしていた。問題はそれ以外の選手だ。小林、阿部、登里は上手いが活かされるタイプ。長谷川は幅をとれるが引き出しが少ない。家長はマイペース。肝心のボランチコンビ碧と下田はスペースに出す力はあるが、そのための組み立てができるタイプではない。その結果憲剛か脇坂がいないと主体的にゲームを作れない状況となってしまっている。

3. 相手を見すぎる弱気のメンタル

これはシーズン始まってからずっと思っている事だが、相手を観察して弱点を突いていくはずが自分たちのボール回しが上手くいかないからか、失点しまうからかわからないが思い切りがないし、先手を取ろうという気概を感じない。あくまでも失敗しないように相手を見ているように見える。キックプフ時から4-4-2である程度割り切ったサッカーをする時のほうがパフォーマンスがいいのは、相手関係なくサッカーができるからではないか。4-2-3-1をやるにはプレーメイカーがいなすぎる。

・久しぶりに輝いた家長

昨シーズンのMVPも今シーズンは精彩を欠いている家長。この試合では攻撃の希望となるプレーを随所に見せてくれた。守備についてもいつもの見せかけプレスではなくボールを取りきる守備をしていて、とても印象が良かった。後ろの守田に守備を任せても大丈夫と判断したのか、攻撃の起点でありミドルシューターとしてゴールに迫っていた。立ち上がりにフェルマーレンにやられたが徐々に相手を圧倒し始め、前半終わる頃にはフェルマーレンがボールに寄せに来れなくなっていたのが後半の流れの良い時間につながった。神戸のような個の力が高いチーム相手だからこそMVPの力が際立ったのか。無得点で終わる男ではないので魂の咆哮をもう一度見せてチームに勢いをもたらして欲しい。

ライブ

15分

3-3-2-2の神戸と4-2-3-1の川崎。天皇杯リベンジマッチは両者集中した立ち上がり。互いに繋ぎを見せるが個人能力で神戸がやや押し気味。家長がフェルマーレンに封じられてる。谷口守田の不慣れコンビにイニビジャ酒井のサッカー巧者トリオなのが不安。前線の人数不足。押し上げたい。 #frontale

30分

押し込まれ気味の川崎は重心が低く配置が悪い。守れるがボールを奪ってもゴールまで時間がかかり自分達の時間を作れない。ロングボールに活路を見出すもそれをやるなら小林よりダミアン。サイドを相手に支配され続けてるのが辛い。優位ポイントを作りたい。 #frontale

45分

プレーメイク下田、チャンスメイク憲剛のはずが下田ミス連発で試合作れず。圧倒的な個である家長の右サイドだけが希望。左サイドは消えたまま。カウンターでまごついた所を逆カウンターで失点。内容としては天皇杯と同じ。変化をして負けたがこの試合どうする。 #frontale

60分

交代なしで始めるも流れが悪いので下田を脇坂と交代。相手のプレスを受けずにスペースでプレー出来る脇坂でビルドアップはやや改善。ただ重心低めなのは変わらずで奪っても前に進めない。ただ流れが変わりそうな時間。自分達で掴み取りたい。#frontale

75分

残念ながら流れは掴めず。ノボリが上がった事で左サイドは活性化をしてるがいかんせん三角形がなく連動が生まれない。厚みの無い攻撃で決定機を作れないので長谷川投入も直後にサイドを振られて失点。苦しくなった所でダミアン投入。後手。 #frontale

90分

孤立するダミアン。小林の仕事もよく分からない。イーブンなボールに足が出ない。受ける動きが無く相手の守備網に穴を開けられない。凌いでいたらこぼれたボールを長谷川が得点も天皇杯に続いて形を一度も作れぬ完敗。軽い失点が無いだけに重い敗戦。変化を求める時か。攻めたい。 #frontale

プレビュー

2週間前に天皇杯が散った相手神戸。神戸は同じく3-3-2-2でイニエスタとビジャがスタメン復帰。対する川崎も同じく4-2-3-1で車屋をCB、守田をSBにそして前回うまくかなかった攻撃を脇坂に変えて憲剛。

前回も押し込めていた4-2-3-1だが最後の部分で違いを出せなかったところ憲剛に変えたので、どう攻略していくのかは注目したい。イヤォ!サンペールの弱いところを憲剛がどう使うのか。裏を取られて驚くサンペールがみたい。イヤォ!攻めきるためにはボランチの攻撃参加が必要なのでその縦関係を築けるのか。田中のエリア内への突破を見てみたいところ。とはいえ守備の部分も田中がキーマンになる。サンペールと田中のどちらが攻撃に参加できるのかが分かれ目となるか。新しい組み合わせの最終ラインをコントロールする谷口と多分いいパフォーマンスをしてくれるであろう車屋先生にも注目ポイント。

勝つしかない状況で誰が輝くのか。個人的にはイヤォがみたい!イヤォ!

参考:
【サッカー】天皇杯ラウンド16 vs ヴィッセル神戸 2019/09/18 神戸総合運動公園ユニバー記念競技場
【サッカー】リーグ26節 vs ジュビロ磐田 2019/09/14 等々力陸上競技場
【サッカー】リーグ9節 vs ヴィッセル神戸 2019/04/28 ノエビアスタジアム神戸

投稿者:

r812

川崎在住のソフトウェアエンジニア。 自然と映画とサッカーをこよなく愛す。 サッカーフロンターレを熱く応援しています。

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