結果:取りこぼしと言える引き分け 2-2
得点:ダミアン、小林
警告:阿部
退場:無し
遷移:1-0 -> 1-1 > 1-2 -> 2-2
勝点:40-> 41(気持ち勝点 48 -> 51)
評価:75点
8/24(土)
— 川崎フロンターレ (@frontale_staff) August 24, 2019
明治安田生命J1リーグ 第24節
川崎フロンターレ vs 清水エスパルス
19:03キックオフ 等々力陸上競技場
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レビュー
4-2-3-1対決となった清水戦。試合は全体的に川崎のやりたい事が目指せていた。特に齋藤がいた前半の攻撃はボールも人も動いていて良かった。そんな中、齋藤のクロスからダミアンゴールで先制。良い流れの中、下田の安易なファールから直接FKを決められ同点。更にそのあと齋藤が怪我で交代し混乱の時間に。後半になり一方的に押し込むも決定機が作れない中、谷口の安易なパスをカットされ失点。それでも攻撃を続けるもサイドからのクロスだけで相手が守りやすい状態。変化の無い流れの中、憲剛馬渡と縦への繋がりから小林が同点。その後も押し込むが単調な攻撃を続け試合終了。躍動感は出てきたが安易なミスと攻撃のアイデア不足が気になる試合だった。
ピックアップ
・前半と後半の攻撃について
前半後半とも相手コートに押し込んでいた試合だが前半と後半では内容が全く違う。前半は齋藤、憲剛、阿部、下田が押したり引いたりしながらゴールをイメージした攻撃を繰り返していた。その結果最後のところに勝負ができる状態でボールを渡せていた。後半のほうが押し込んでいたが長谷川、車屋、マギを中心に永遠に押し込んでクロスしかしないので、相手がペナルティボックス内に押し込まれ最後のところにボールが入った時にプレースペースが無い状態になっていた。相手がラインを上げる隙を作ってその時に裏にクロスを上げるなどの工夫が見たかった。その中でマギを馬渡に代えて中への飛び出しから点が入ったのは狙い通りだと思う。
気になるのは試合後のコメントで、長谷川と車屋は「サイドを崩せて良い攻撃が出来ていた」と思っているところ。サイドに運ぶことはできているが崩せてはいないと感じている身としては、外外になりがちな理由が分かるコメントである。
・ダミアンの使い方
両チームともワントップはドウグラスとダミアンというカラダの強い選手を起用。清水がドウグラスを攻撃の起点として早めにボールをつけるのに対して、川崎はダミアンをフィニッシャーとして最後にボールを出すスタイルが顕著な試合。同じワントップだが使われ方が全く違う両FW。ボールを繋ぐ力がそこまで高く無い清水がシンプルにドウグラスにあててこぼれた所やキープしてから展開をしていたようなプレーを川崎もダミアンを使ってやるのが良いのでは無いかと思う。そうするとトップ下というよりシャドーストライカー型を配置する事になるが、脇坂、齋藤、長谷川、阿部、家長など試して面白そうな選手も多い。ただその場合ボランチにゲームを作る選手を配置する必要があり、川崎でそれが出来るのは憲剛と大島だけなので今は試せないのかなと思う。
・細かなメモ
- 全体的に攻撃の意識が高く、押し込むことと躍動感が出てきた
- ダミアンの守備が改善し、前プレスに対応し始めた
- 齋藤学が川崎に来て成長したところを披露し始めた
- 憲剛の圧倒的なビジョンと、それに対応した下田の成長
- 守田は最初の選択肢がダメだった時の次のアクションを早くしたい
ライブ
15分
相変わらず綺麗にスライドする4-4-2の清水。川崎は右齋藤マギ、左阿部車屋の4-2-3-1。立ち上がり清水のヘナトのパワーにてこずる。大ピンチもソンリョンが死守。ボールが繋がり始めたところで齋藤の崩しからダミゴールで先制。久しぶりに崩した。この調子。先生は狙われてそう。 #frontale
30分
スライドはするけど縦関係が空きがちな清水の守備に対して効果的なカウンターで決定機を続けて作るもマギ齋藤決めきれず。ドウグラスのパワーを軸に攻める清水。ドウグラスをファールで止めたところでドウグラスにFK決められ同点。落ち着いていこう。内容は悪くない。 #frontale
45分
攻撃を引っ張っていた齋藤が負傷交代で落ち着きを無くす川崎。その隙に清水が前に出るが守りきる。右の阿部マギと憲剛の息があいはじめ徐々に川崎ペースに。ワクワクがもう少し欲しい。守田の存在感が無い。攻守に半端な場所にいるのでハッキリしたい。 #frontale
60分
下田と憲剛の煽りでスタジアムが盛り上がる中、憲剛のタクトで一方的に押し込む時間。谷口やジェジもたまに織り交ぜながら右から左から攻撃するもGKをビビらせるシーンは作れず。久しぶりのワクワクタイムだが物足りない。シュートで終わりたい。#frontale
75分
圧倒的に押し込んでる中で最終ラインのパスミスからカウンター食らい安すぎる失点。その後も攻撃を続けるがゴール前を固める清水相手にシュートまで行けず。攻撃が単調なクロスになりがちなのが気がかり。中の縦パス欲しい。頑張れ! #frontale
90分
調子の出ない守田を小林に代えて4-4-2。中々出なかった縦パスから小林が同点ゴール。その後も攻め続けるも左サイドの攻撃が単調。ダミアンの個の力に頼る事に。惜しいシーンまでは行くが結局クロスに縛られてしまい守りやすい攻撃を繰り返す。躍動感は出て来ただけに残念。もう一歩! #frontale
プレビュー
4戦勝ちの無い川崎は4-4-2にする事無く、新しい組み合わせの4-2-3-1を選択した。ダミアンワントップなので前プレスで取り切るようなサッカーは無さそうだが、憲剛がダミアンをどう活かすのか?という点に興味がある。マギの前方が阿部が務めそうだが、齋藤だとしても組織を意識した選手との位置関係でマギーニョがどんなプレーを見せてくれるのかに注目したい。個人的には闇を抜け出し始めた感のある守田がどこまでやれるのかに期待したい。憲剛と良い関係が築けるか。憲剛を中心とした久しぶりにワクワクする試合を楽しみたい。今日のワクワク枠は憲剛!
参考:
【サッカー】リーグ11節 vs 清水エスパルス 2019/05/12 IAIスタジアム日本平