【サッカー】リーグ17節 vs ジュビロ磐田 2019/06/30 ヤマハスタジアム

結果:結果は出したが締まらない勝利 3-1

得点:小林、脇坂、知念

警告:ジェジエウ、登里

退場:無し

遷移:1-0 -> 2-0 -> 3-0 -> 3-1

勝点:28 -> 31(気持ち勝点 34 -> 37)

総評:70点

公式記録

トラッキングデータ

レビュー

調子の出ない磐田と11戦負けなしも勝ちきれない印象の川崎の一戦。特に複数得点が取れない攻撃は最重要課題。

中盤をコンパクトにして攻撃は前線の外国人に任せるだけの磐田相手にうまくボールを動かせず簡単なカウンターを受ける立ち上がり。ここいら辺は相手と違い休みが長かった事による試合勘とボランチ田中の代表帰りの影響が大きかった。チームの狙いとしては中と外の使い分け。去年までは人数をかけてブロックを崩しにいっていたが今年は明確に人数かけるよりもスペースを作りに行っており渋滞がないのが特徴。徐々に形ができてきて3点とって久しぶりの複数得点。課題の複数得点が出来た事とオフサイドになったものも含めるといい形は作れていたので悪くは無かったが最後の失点がすべての気持ちを台無しにしてしまった。ゲームの締め方に何を徹底させるのか鬼さんに期待したい。

ピックアップ

・守備

この試合は相手の2人の外国人の縦関係を掴めきれずミドルシュートを撃たれるシーンが目立ったが、純粋な1対1では負けなかったのは評価したい。車屋とジェジがスピードとパワーで止め、谷口が司令塔として配置をコントロール。問題はノボリの1対1の脆さか。分かってはいたが純粋な守備力ではSBとして物足りないがそれを上回るゲーム全体の質の向上効果があるのでここは悩ましいところだろう。逆サイドの車屋とは真逆の特徴を持っているのでどんな使い分けをしていくのかは注目したい。

あと、この試合で忘れてはいけないのはシュートストップの鬼ソンリョンだろう。鬼神の如きセービングを連発。DFがシュートコース消してるシーンも多かったが決定的な仕事をしたのは間違いない。ビルドアップへの貢献度は低いままだがこの能力は正GKにふさわしい。

・両サイド

前節からどう修正してくるかと思ったが答えはシンプルに幅をとるだった。両サイドバックの走行距離が10km行っていない事からもわかるように過剰なアップダウンはなく、静かに場所をとるスーパーカップの時の形を久しぶりに見た。左サイドは相変わらず長谷川とノボリのコンビネーション中心だが、長谷川の裏を狙う動きをより強調させた形。右サイドは家長にはサイドを捨てて中に入る事も許す高い自由度をあたえ、その分は脇坂がうまいこと埋めるという事にする事で車屋に難しい判断を減らしたのは上手い采配だと思った。この試合の車屋は今シーズン初と言っていいぐらいのいいパフォーマンスだった。迷いがなければすごい選手だという事を久しぶりに証明してくれた。その代償として脇坂は前半だけで6km以上の走行距離を記録し途中交代となったのでバランス調整は必要。

・攻撃

攻撃はサイドバックが幅をとり、縦はコンパクトにしながらも場所を入れ替えながらスペースを作る静的動的合わせた形を目指していそうだったが、序盤はうまくボールを動かせず。代表帰りの田中が前に出すよりも安全な場所に出す事を優先するのでなかなか推進力が生まれず。それでも小林、脇坂、家長、長谷川が動いて作ったスペースを大島がフリーでパスを出せる形は作れていたので悪くは無かった。家長トップ下にしてからボール保持できなくなったのは気の利く王子脇坂全員で高いレベル目指そうな王様家長のプレースタイルの違いか。こればっかりはどっちがいいというわけではないので、いろいろな形を試せたという事で今後の財産になったのでプラスか。

ライブ

15分

3-4-2-1の磐田と4-2-3-1の川崎。車屋家長ラインの右サイドは改善がみられる。家長がボールより場所を意識してるので車屋もやり易そう。左サイドは安定して良い。磐田は川崎のパスを分断する事は出来てるけどそれ以外は何も用意してなさそう。じっくり行こう。 #frontale

30分

互いに積極的な崩しのない時間。磐田が外国人のパワーを使いながら2列目のシュートを狙う。対する川崎は両サイドがちゃんとした場所にいる事で大島から展開が左右に散らせる。良い場所にいた車屋クロスから小林先制点。田中の守備が気になるが悪くない流れ。もう少し保持を意識したい。 #frontale

45分

互いにボールを積極的に取りに行かないので激しいシーンはほぼ無い。中央締めてた磐田がサイドの幅を使われる事で守備が広がってきた。前半での仕込みとしては十分か。後半への撒き餌が終わった感じはある。脇坂がどこでスイッチ入れるか楽しみ。 #frontale

60分

試合開始の時のコンパクトさはどこにいったのか?と思うぐらい両チーム共距離感が広がる。スペースを使いたい川崎は狙い通りだか磐田は守れなくなる。多彩な攻撃を見せ始めた所でスペースに走り込んだ脇坂が技有りミドルで追加点。ただ事故は起きそうなのでクリーンシート狙おう。 #frontale

75分

スペースが空いてる展開から徐々にオープンな展開に。磐田に明確な攻撃プランが無いのと外国人はジェジ と車屋が無力化するなで決定的なシーンは作らせず。ただ不必要にオープンな展開なのは頂けない。その解として阿部投入。落ち着きたい。 #frontale

90分

オープンというか雑味のある試合展開。両チーム共いい所が無いがリードしてる分川崎が優位。押し込まれたタイミングでカウンターから知念ゴール。綺麗に終わりたかったが予想通り失点してクリーンシート失う。鬼さんの満足度は60点ぐらいの内容。だけど完勝。そんな試合。 #frontale

プレビュー

前節に引き続き3バックベースのチームとの対戦だが、川崎は久しぶりのPlan A (4-2-3-1)で挑む形を選んだ。前節では5バックの崩しを2トップにする事でシンプルさを目指したが、ここにきて本来の形で崩しに行く姿勢をだしたのは中断期間にいい準備ができた証拠だろうか。ただ、前節のレビューで書いたが前節では2トップ戦略と家長が合わず前半を無駄に過ごし、後半から川崎感溢れるメンバー構成で押し込んだ事を考えると、鬼さんの中ではこの形で押し込むのが目標だったのかとも思う。

見所としては車屋が右サイドなのか左サイドなのか。今まで散々言っているがPlan Aでの車屋サイドバックはイマイチ。守備の観点で言えば磐田のアダイウトンがいるサイドに置くと思うし、攻撃の観点だと家長の後ろは厳しい。長谷川の後ろに置くのがバランス的に良さそうなので車屋左のノボリが右だろうか。前節と同じ車屋右サイドだった場合は家長との関係性に注目したい。

あとは不祥事で出場しない守田のところに入った田中と久しぶりの脇坂、そして背番号10大島のトライアングルがどんなゲームコントロールを見せてくれるのか。この構成+長谷川+家長+小林なので家長以外味方のスペースを空ける事意思が強く5バックでもうまくプレースペースを作りそうだが、家長は埋めがちなのでそこのバランスにも注目したい。(だからダミアンベンチなんだろうけど)

ベンチに守備的メンバーがおらず、CFが2人も控えているあたり今日は殴り勝つ気持ちしか感じないので6月に時間をかけて取り組んだ点を取る方法を存分に披露して欲しい。

参考:
【サッカー】リーグ15節 vs コンサドーレ札幌 2019/06/14 等々力陸上競技場
【サッカー】FUJI XEROX SUPER CUP vs 浦和レッズ 2019/02/16 埼玉スタジアム

投稿者:

r812

川崎在住のソフトウェアエンジニア。 自然と映画とサッカーをこよなく愛す。 サッカーフロンターレを熱く応援しています。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です