【サッカー】リーグ13節 vs 大分トリニータ 2019/05/26 昭和電工ドーム大分

結果:J1王者の貫禄を見せる完勝 1-0

得点:マギーニョ

警告:無し

退場:無し

遷移:1-0

勝点:23 -> 26(気持ち勝点 27 -> 30)

評価:90点

公式記録

トラッキングデータ

レビュー

いつも通りの形で来る大分。迎え撃つ川崎はPlan Aでワントップダミアン。プレビューの予想と違い思った以上に大人の対応をした川崎が完勝した。形だけで見るとポゼッション争いをするかと思ったが相手が来て欲しいエリアは徹底して使わず。持たせてもいいけど最後で跳ね返すという川崎が崩しきれないサッカーを相手にやる形で危険な場面を作らせず。名古屋と違い大分はあくまでカウンターのチームなのでどこかにスペースが生まれるがそこを長谷川、大島、守田、脇坂、家長が徹底的につく事で相手に勇気を持って前に出させなくしたのが秀逸だった。後半持たれる時間が増えるとダミアンを落としてボール運びを円滑にするのも良かった。

大分は他のチームがやるCBの間にボランチが落ちる形では無くGKがCBの間に入る事で数的優位を作っていたが、逆にビルドアップに失敗した時に後ろに人がいないリスクを露呈するシーンも多く川崎が良いタイミングでボールを奪い攻撃に繋げていたことが分かる。

長谷川の守備意識と判断が改善されたため左サイドの守備の安定感が増したのも忘れてはいけない。相手のストロングサイドを上手くいなしながら決勝点をアシストしたのは素晴らしい。

上位対決で初勝利。次節はシーズンダブルを食らった浦和相手だけにこの勢いをみせつけたい。

ピックアップ

・脇坂と憲剛

特に怪我の連絡もないが憲剛はこの試合ベンチにもいなかった。憲剛がいるはずのトップ下には脇坂が選ばれ躍動していた。世代交代の始まりを感じさせるがこの日は猛暑日だったのもあり憲剛を帯同させなかったのだろう。ゲームプラン的にベンチに小林と知念を置いているあたりからしても休ませ時に思えた。今まで憲剛の後継者問題はずっとあったが脇坂には可能性を感じる。タイプは違うし90分の戦い方もまだまだだし、なにより苦しい展開で流れを変えるプレーが出来るかというと全然出来てない。ただ憲剛より動けるしスペースの使い方も上手い。ここも脇坂は自分が上手く使うタイプで憲剛はチームで上手く使うタイプと違うのも面白い。何よりこういう選手がアカデミー育ちというのが何より嬉しい。当然今の状況を黙って受け入れる憲剛では無いのでバチバチした姿を見せてくれるだろう。来年は進化した三好がトップ下に殴り込みに帰ってくる。今シーズンこのポジションを得るのは誰なのか注目していきたい。

・谷口彰悟

最近安定感が抜群に増した谷口。キャプテンマークも似合ってる。この試合でも良いプレーを見せていたが52分と92分のシーンが印象的だった。両シーンとも相手選手と空中戦をやろうとしたところ相手が飛ばずに谷口が怒った場面。52分の倒れた相手を見下ろす感じで立っていたシーンは今までの「大丈夫か?」から入るのではなく「お前危ないプレーするなよ!」と言っているようだった。92分は完全に怒っていたがこの2つのシーンから相手が嫌がる選手になってきたのかな?と感じたのを記しておきたい。怖さが足りないと言われ続けた谷口が鹿島のCBのようにあそこで競りたくないと思わせられるようになってきたのではないか?川崎では奈良がその役割だったが離脱後にそういうプレーもするようになったのは決して偶然ではないはずだし、そういう漢気ある選手だからこそこんな気持ちになるんだと思う。日本代表に選ばれて欲しい気持ちがまた一つ高まったパフォーマンスだった。

・車屋紳太郎

右サイド車屋は鬼の采配だと感じた。サイドアタックを上手く守れなかったマギを守備力のある車屋にする合理性。右サイドのラルフもベンチにいるのに車屋を選ぶラルフへのメッセージ。そして左サイドでは無く右で起用された車屋へのメッセージ。SBの能力が高くないSHタイプのラルフより普通にSBとして良いと思う。が同時に左サイドと同じレベルで右サイドをやれる事の喜びより寂しさが大きいのも事実。得意のサイドが逆サイドと同じレベルってどうなのよ。守備だけのSBじゃないだろ。もっとワクワクさせて欲しい。盟友谷口が進化を続ける中、車屋は何を思う。(何も思わなそうなのが車屋だと思ったりもするがw)

ライブ

15分

いつも通りの3-4-2-1の大分。川崎は4-2-3-1。自陣に引き込みたい大分だが川崎が前からのプレスをせず攻め手に困っている感じ。ただ川崎も攻めあぐねる立ち上がり。ツートップで結果を出してるダミアンがワントップで結果をだせるか。悪くない立ち上がり。 #frontale

30分

相手のやりたい事をやらせず落ち着いてゲームを進める川崎。両チームとも危険なシーンは作らせない中、デザインされた攻撃で先制。ダミアンを囮にして後ろにマギーニョ。その後も安定した展開。このまま追加点狙いたい。 #frontale

45分

疑義カウンター以外に攻撃の選択肢が無い大分。対する川崎は徹底して前から仕掛けず相手の土俵に登らない。結果大分が前から仕掛けざるを得ない状況。この流れだと逆に川崎がロングカウンター決めれそう。ただ追加点は欲しい展開なので少し攻めに行って欲しい。 #frontale

60分

何かを変えたいので前線だけ前からプレスする大分だが後ろがついてこないので取り所がハッキリせず機能しない。川崎はダミアンが深い位置まで落ちる事で自由にボールを繋ぐ。ただ攻撃の時間は作れていない。追加点を狙う時間を作って欲しい。ただこのままダラっとしても勝点3取れる。 #frontale

75分

流れは基本変わらず。余裕のある川崎は知念と車屋を試すリハビリタイム。車屋を右サイドで使うお試しモード。大分がリスクをおかさないと何も起こらず終わりそう。 #frontale

90分

状況を打破するべく小林投入でツートップ。点を取れという明確なメッセージだったが小林シュート打てず終了。暑いからか攻撃に力を割けない時間が続く。危なげない試合運びで上位対決を完勝で終わらせる。車屋右サイドは未知のまま終わった。安心してみれた試合だった。 #frontale

プレビュー

快進撃を続ける昇格組の雄大分トリニータ。後ろからしっかり繋ぎ相手が食らいついてきたところを狙ってロングカウンターを発動させる擬似カウンターを武器としている。対する川崎は前からのプレスで相手陣地に押し込んでボール奪取からのショートカウンターをメインの武器としてる。そんな両チームの戦いの注目点は大分のビルドアップ vs 川崎の前からのプレスだろう。リーグ王者の激しいプレスを大分は初体験するが、果たしてそこがどうなるか。大分は元川崎のGK高木がリーグ屈指のビルドアップ力を誇るので前プレスを剥がすキーマンになりそう。(そんな高木が移籍するんだから川崎GK陣の層の厚さはすごいな)

別の観点でみてみる。今季のスタッツを見ると大分は113km以上走った試合が10試合、116km以上走った試合は6試合と走力を武器にしている事がわかる。対する川崎は113km以上走った試合が1試合と走らないで試合を支配するのが特徴。大分の今日の予想気温35度と猛暑日であるが、上記の数字から考えると時間が経つにつれて大分は暑さのダメージを受けそう。そこまでにいい展開にできるか。そして川崎は相手をいかに走らせる事ができるか。ここが勝負どころになりそう。

 

投稿者:

r812

川崎在住のソフトウェアエンジニア。 自然と映画とサッカーをこよなく愛す。 サッカーフロンターレを熱く応援しています。

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