【サッカー】ACL グループステージ(3/6) vs 蔚山現代 2019/04/10 蔚山文殊フットボールスタジアム

結果:魅力に欠ける敗戦 0-1

得点:無し

警告:カイオ、長谷川

退場:無し

遷移:0-1

勝点:3 -> 3(気持ち勝点 4->5)

評価:60点

公式記録

レビュー

中盤でボールを持たせ最終ラインでボールを奪う4-2-3-1の蔚山。FW9番ジュニオールが上手くボールが入ると形を作られる。サイズとパワーを活かした展開をみせるサッカー。対する川崎はスタメンを大きく入れ替えた4-4-2。MJ、カイオ、ダミアン、マギーニョと試合にあまり絡めていない選手を多く起用するターンオーバー。試合は互いに決定機に欠ける展開も攻守ともに詰めの甘さをみせATに失点して敗戦した。谷口を負傷交代で失ってからの守備陣の不安定さが目立った試合だった。前節セレッソ戦のレビューでポジティブな解釈もしてみたが、今日の試合を見る限り基礎力が落ちた大味なサッカーをするチームに見えた。これからの進化に期待したい。

ピックアップ

・選手の距離感

前後半通して選手の距離感が遠すぎた。基本となる小さな三角形を構成しないので、中途半端なロングボールを蹴る事になり、場所を守る蔚山守備陣にボールを自分達から渡す展開が多かった。守備の部分も距離があるので組織的に追い込むところがほぼ見られない。基本となる部分を技術的優位に立つ事で試合を支配してきたのに、そこの部分が全くなくなってしまった。進化も大事だが基本が1番だと思う。

・不発のツートップ

今シーズン何回かの挑戦となる小林ダミアンのツートップ。相性が悪すぎて小林が90分ほぼ消えていた。問題点は3つ。

ボールを欲しい場所が被る問題

ダミアンも小林もクロスをファーサイドで受けたがるため、相手守備陣が集まって守りやすくなってしまう。そしてスペースが欲しいダミアンと裏のスペースを使いたい小林が互いのスペースを消し合う形になり効果的な形が作れない。

ボールを供給出来ない問題

ファーサイドで欲しがるFW陣であるが蔚山のように背の高いCB相手に相手を全部超えていく精度の高いクロスを供給するのは難しい。どちらかがニアサイドで潰れる仕事をして相手CBの間に隙間を作る工夫をするのと、相手の上空を超えなくて良い簡単なニアサイドの選択肢を味方に与えてあげて欲しい。

またダミアンがスペースを作ったタイミングや小林が裏で欲しい時に全くボールが出ないのは距離感の問題でもあるが、せめて見ている感じぐらいは出して欲しい。

はまらない前線からの守備

ツートップで前からはめる練習をしていないんじゃないか?と思うぐらい効果的な守備ができなかった。はめるはめないの前に行くのか行かないのかがハッキリしておらず、1人だけ動いてただただ相手にスペースを与える事が多く、狙いがイマイチ伝わらなかった。

結局最後までツートップを引っ張ったがなぜ拘ったのか全く分からない試合だった。

・家長任せの攻撃

右サイドを主戦場にしながら、左サイド、ボランチと色々なところに顔を出していた家長。今シーズンよく見る動きではあるが、この試合に限って言えば、唯一試合を動かそうとしている姿が見えた選手であった。動きすぎではあったがそれぐらい周りが動いていなかったので仕方がないかと。家長のクロス以外効果的な攻撃がなかったのも事実。左サイドからのクロスは皆無だった。組織的な狙いが見えないほうが問題だった。

・甘い球際

最後の失点場面もそうだが、この試合でもサイドを数的優位の状態でやられている。ボールの受け手にはついていくようになったがボールの出し手に対しての守備が甘く自由に出されているのが問題。この試合での碧は抜かれない守備をするがパスの出し手への距離が1歩足りず効果的な攻撃を出されていたので成長に期待したい。最後の失点シーンも場所を守るのはなくもう少し詰めても良い場面であった。

・マギーニョ

久しぶりの出場となったマギーニョだがSBとして攻守両面で効果的な良い仕事をしていた。前回見た時に比べてフィット感はだいぶ高まって来たように思える。これで右SBは

馬渡:SB+SH

マギ:SB+速度

ラル:SH+パワー

のキャラクタが揃ったが、川崎がこれからも「そこにエウソン」の幻影を追うのであれば、エウソンの持つ「SB+SH+WG+CF+運動量と献身性」を期待する事になるので、何を重視して誰のどこを伸ばしていくのか注目したい。ただ個人的には右サイドではなくて左サイドで「そこにノボリ」のほうが現実味を感じる。

・カイオ

ボールを散らし、いい場所に顔をだし、ハイボールを競り勝つという部分ではそれなりの出来を見せてくれたが、どちらかというと判断ミスと機動力の無さが目についた。奪いに来ない相手だったので目立たなかったが積極的にボールを奪いに来る相手にどこまでできるのか注目したい。気になるのは現状の川崎はサイドのケアも攻撃の厚みも守備の穴埋めも足りないところは全てボランチが吸収するという過負荷なポジションなので機動力の無さは割と致命的な気がする。

(山村も同じタイプなので山村にはトップ下で勝負して欲しい)

・MJ

冷静さと繋ぎの上手さとパワーと高さが売りだったのだが、全体的にミスが多く結果的に谷口の怪我を招いたしまった。最後の失点シーンも簡単にボールウォッチャーになってマークマンを失うなど軽い守備が目についた。谷口の状態次第では連戦の可能性もあるので、冷静な判断と的確なビルドアップを見せて欲しい。

ライブ

15分

4-4-2の川崎とボールを奪いに来ない蔚山。蔚山は場所を守る事に終始している。しかしプレスが無いのでミドルからのびのびシュートを打てる。マギ、カイオ、長谷川と色々な選手が打ててるのが良い。大きな展開で攻める立ち上がり。悪くない。パスミス注意。 #frontale

30分

サイドから崩しにくる蔚山に対してギリギリ対応して出来ているが、そもそもの攻撃回数が少ないのでそれ程でも無い。マギーニョがSBとして良い。MJが不安定な所で谷口負傷。流れが良かっただけに残念。まずは落ち着こう。 #frontale

45分

谷口交代からリズムを崩したまま。ダミアン小林の横並びだと小林が消える。MJとカイオが不安定過ぎる。相手が前に来たのもあるが落ち着きを無くしすぎ。自滅は止めよう。 #frontale

60分

後半から落ち着きは取り戻すもリズムが作れない。カイオはパス能力高いけど機動力が無い弱点あるが場所を守る蔚山相手だとパスが自由に出せる。ただ全体的に距離感広めで自分達のリズムが作れない。小林は消えたまま。家長依存が高まる悪い傾向。 #frontale

75分

どちらも圧力をかけない展開が続く。崩される事も無いが崩す事も無さそう。ツートップが不発だがテコ入れせず。カイオ機動力無い部分を碧が気を利かせているが前への厚みが出せない。車屋に代えてノボリで形を作るところから。 ワクワクが無い。#frontale

90分

ツートップを変えないまま活かす術が適当なクロスという残念な攻撃を繰り返す。ミドルも打つ事無くなり効果的な攻撃が出来ないまま終了間際に失点。交代枠も残したまま、戦術も変えないままのモヤモヤした敗戦。鬼さんの考えが伝わらない負けだった。 #frontale

プレビュー

MJ、カイオ、マギーニョ、ダミアンとなかなか試合に出れていない選手をスタメン起用するターンオーバー。蔚山は韓国のチームらしく激しく来るので、激しいプレスにやられがちな川崎は肉弾戦に負けない選手を選んだ印象。2トップなのか小林がサイドなのかは分からないが、ダミアンワントップ+トップ下家長は見てみたい。だが注目はMJとカイオだろう。MJは確かな技術とパワーがあるのが、川崎に来てから無難なパフォーマンスしか見せていないので、冷静につなげる足元の技術とあたり負けない強さを存分に見せて欲しい。カイオは相手の大型CFへのケアも考えてサイズを活かしたプレーが期待される。ただ、真骨頂は前に上がる迫力ある「進撃のカイオ」だと思うのでらしいプレーを披露してもらいたい。ここに来て碧が試合経験的にゲームコントロールを託されそうだが、いつも通りの気負わないプレーを出せば問題ない。

今期無敗と好調なチームに対し、アウェイとはいえ勝点3が欲しい試合。どんなゲームプランで望むのか楽しみ。

チェックポイント

  • カイオのタスク
    • 高さで守る。攻撃はあまり期待されていなかった模様。
  • ダミアンの使い方
    • 小林とのツートップ起用で不発
  • CBコンビの安定感
    • まさかの谷口を怪我で欠く・・・

 

投稿者:

r812

川崎在住のソフトウェアエンジニア。 自然と映画とサッカーをこよなく愛す。 サッカーフロンターレを熱く応援しています。

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