結果:勝点以外大満足の無得点 0−0
得点:無し
警告:無し
退場:無し
遷移:0-0
総評:80点
復調気味のフロンターレスタイルそのままに多彩な攻めを見せることに成功。守備構築に定評のあるチーム相手にボールを握りワクワクタイムを継続できたことはとても良い。相手GKが特筆するほど良かった訳ではなく、どちらかというとシュート精度に問題を抱えたのは明確。相手の守備の良さもあり実質的にフリーで打てたのは3本ぐらいか。ただそのシュートは決めて欲しかった。最後まで焦れずにやり続けたのは良かった。サポーターも良かった。
ライブ
15分
人じゃなくてスペースを守る鳥栖。慌てる事なくいい角度のパスで繋いでいる。谷口の展開が要所要所でエグい。相手はトーレスの抜け出しとこっちのパスミス待ちのカウンターのみ。冷静に続けていけば問題ない。 #frontale
30分
しっかりパスを回しながら隙を見て縦を入れる。縦に入れるのはパスだけじゃなくて、選手のランニングもあるから相手は対応しにくい。それっぽいチャンスを作るも決めるところまではいかず。継続で良い流れ。 #frontale
45分
流れは変わらず。相変わらず谷口の縦パスがエグい。金崎トーレス抑えてこの出来は代表呼んでほしい。あと守田大島のボランチコンビが判断と動き出しが良いので攻守ともに厚みを出しながら攻守切り替えの早さを生んでる。先制点が欲しいところだったが、焦れずにやって欲しい。 #frontale
60分
後半も同じ展開だが選手は焦れずに継続中。どちらかというとサポーターの方が攻め急ぎ気味な雰囲気。審判との喧嘩はやめたのは良い。等々力はこの空気が良い。決定機多数あるも決めきれず。流れはとった。あとは得点を。 #frontale
75分
押し込み切ってるんだけど、押し込みすぎて相手が5バックの感じで固定される。色々と崩しは試しているが最後の最後で精度と権田。焦れずに戦えてるのはとても良い。幅と高さと奥行き使うのも良い。ただ点が入らない。もどかしい。 #frontale
90分
最後の最後までやりきるも精度不足と権田のファインセーブでゴール出来ず。ラルフ、学も途中交代で期待される仕事をしたし、学ノボリラインも開通しそうだし、良い内容だった。だが勝点1。今シーズン初のちゃんとした決定力不足と言える試合。権田が良すぎた。 #frontale
ポイント
1. CB車屋紳太郎
試合前
攻撃力のない鳥栖だが金崎・トーレス・豊田と大型補強を敢行。具体的な成果は出ていないがフィッカデンティ監督の堅守速攻スタイルのピースが揃った感はある。谷口車屋と金崎トーレスのマッチアップは見ものであるが安定感のある谷口に対して、不安のある車屋。一回のミスで失点に繋がるFW陣なので集中して欲しい。逆に車屋が安定すると攻撃の起点が谷口と車屋になるので相手はボールの取り所がなくなる。いい流れを継続する為にも車屋のパフォーマンスに期待したい。
試合後
守備構築で重点を置き攻撃の構築は構築中のチーム相手だと、川崎が一方的にボールを運べる。そういった中でトーレスと対峙した車屋の出来は悪くなかった。完封できたところはいいのだが、例えばハイボールに対して谷口は相手の前で弾き消すのに対して、車屋は相手が受けてから競るスタイルなので、トーレスが純粋なポストプレーを仕掛けてきたら危なかったと思ったり、谷口との対応の違いが気になったので悪くなかったという評価。あとやはりパスミスがちょいちょい入るのが気にはなる。ここまで書いて気がついたのだが、最近車屋に注目することで、必然的に車屋の出来を常に上回る谷口との比較になってしまうのでなかなか合格点に到達しない。安定感もあったし悪くないのだけど、最近の谷口が良すぎる問題(?)が車屋の評価を上げきれなくしている。逆にいえば、伸び代部分を見せつけてくれる選手が隣にいるので成長した姿を見せて欲しい。
2. 中三日での試合運び
試合前
前回の対戦も中三日で戦ったカード。前回対戦ではスタメンをいじったこともありエンジンがかかることなく、静かな戦いであった。鳥栖もFWがおらず守備を構築するのに精一杯だったのもあり、見応えの少ない試合になっていた。今回の対戦では両チーム共調子も上がった状態なので、見応えのある試合が見られるだろう。フィッカデンティ監督が引く守備に対してどう崩していくのか。暑さのなかで90分。中三日での90分。どういう戦略で勝ち点を奪いにいくのか注目したい。
試合後
得点こそ奪えなかったが前回対戦では見れなかった見たかった試合内容が見れた。中盤だけでなくチーム全員が同じ意識を持ってボールを回すことで、相手の守備につかまることなく攻め続けることができた。最後の部分でGKの正面にいくことが多かったのは相手の守備が良かった部分もあるが、それでもここ数試合は幅を使う、高さを使う、奥行きを使うという部分と何より「攻める」姿勢が見て取れるのが良い。守備は相手を見ながら対応すると監督はいっているが、実は攻撃の部分も相手をみて冷静に崩せていることが大きい。パスも足元に欲しい人には足元に、スペースに欲しい人にはスペースに出せるようになったのも好材料。マイナス材料は得点の匂いがするのが小林だけなところ。次点で憲剛。阿部、家長、大島、守田のペナルティーエリア少し外からのミドルシュートが枠内に飛ぶようになると恐ろしい攻撃力になると思うがもう少し。齋藤とラルフが可能性を見せはじめたのも含め、継続して欲しい。
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