結果:快勝 2−1
得点:小林、大島
警告:齋藤
退場:無し
遷移:0-1 -> 1-1 -> 2-1
総評:90点
全体を通して圧倒し続けることができたのはプラス。幅を使う事と渋滞しない事を意識を持ってやっているのが見受けられる。今シーズン苦手としている守備的なチーム相手に完璧な崩しができたのは大きい。90分通して選手を変えながら高いレベルを維持できたのはチーム力を感じる。継続、継続。
ライブ
30分
先制したことで落ち着いて守備を構築する清水。対して慌てることなく淡々と攻撃を繰り出す川崎。家長のポジションチェンジも問題なくなったのは幅を使う事だけは守られているから。縦と斜めといい展開が続く。得点の匂いがする。ドウグラスと谷口のマッチアップみたいけど今日は車屋。 #frontale
45分
縦と斜めのパスにギリギリ対応している清水に突然横の展開を入れる憲剛。当然ついてこれずフリーのエウソンから小林で同点。その後は守田も人を飛ばすパスを出し始め一方的に攻める。清水が4-1-4-1になったが直ぐに対応。「受けて出して動く」川崎の武器が機能してる。 #frontale
60分
後半になっても展開は変わらず。自在に攻める川崎と対処療法な清水。要所要所で大島がいいプレーしてるのが安心感。阿部ちゃんとノボリは記録に残らないけどいいプレーをずっと続けてる。車屋はリスク管理を学ばないとポジション失いそう。 #frontale
75分
相手を見て嫌がる場所でプレーをしている状態の川崎に対処療法は意味がない事を見せつけるかのようにボールを繋ぎ続ける。相手のスペースが空いた所に小林の完璧な落としをダイレクトで大島弾で逆転。清水はボール運ぶ所までしか考えていないので守りやすい。 #frontale
90分
最後に来る場所が決まっているので守備は安定して守れる。ラルフと齋藤の同時交代で元気になった両サイドを使う事が出来たのはプラス材料。齋藤らしいドリブルみれたし、ラルフの体の強さと家長風ドリブルも見れた。終盤の家長のプレーは圧巻。大満足の試合。 #frontale
ポイント
1. 守備のチームに対する攻撃
今シーズン中央を固く守る守備的なチームに対して有効な攻撃ができないままであったが、前節から攻撃の意識を、幅を使うことや縦に早く攻めること、サイドで持ちすぎないこと、など基本的には攻撃をシンプルに「受けて、出して、動く」に原点回帰したことが見られたが、守備的なチームに完遂できたことは評価したい。原動力となっているのは中央の大島、守田、憲剛のトライアングルが縦の意識を強めた事とノボリの登場だろう。左に攻撃が偏りがちだったチームだが左からは効果的に攻めれておらず、ただボールを保持するだけだった。そこにノボリが入ったことで中に戻したり、逆サイドに展開するなど、相手のいない場所、嫌がる場所を的確につけるようになった。大島守田の攻撃意識が変わったのも大きい。引き続きワクワクする試合を見せて欲しい。
2. 車屋紳太郎の評価
CBとして出場してからは運動量と機動力、そして展開力を遺憾無く発揮し、能力の高さを見せている。しかしこの試合でもそうだがリスク管理が甘く、何もない場面で致命的なパスミスをするなど安定感に欠ける。最近のパフォーマンスでは奈良の安定度は抜群で展開力も身につけてきている。左サイドはノボリが素晴らしいパフォーマンスを見せているだけに今後の車屋の起用法に注目したい。予想ではカードトラブルを控えている谷口がいない場合に車屋がどこまで展開力を見せれるかを試しているのではと思っている。車屋にはゲームを読む力を身につけて欲しい。頑張れ。
関連
リーグ15節 vs 清水エスパルス