総評:100点
悲願の初優勝を果たした事で100点満点としたい。途中までは4冠が狙える位置にいて結局1冠という見方もあるが、20年以上無冠だったものを1冠とった功績は大きい。何より戦力的にエース大久保嘉人が抜けカリスマ監督風間八宏が抜けた上に新人監督であるという点は大きく評価したい。
戦力分析
基本フォーメーション:4ー2ー3ー1
FW:100点
小林得点王、リーグ最多得点は文句なしの破壊力。阿部10点や谷口7点は大きい。セットプレーを武器にできるようになったのは強み。
MF:80点
うまくいっている時は100点だが、うまくいかない時に打開できるのが憲剛だけなのは弱い。
DF:90点
100点でも良かったが最強の盾を取ることも出来たので無駄な失点を減らして欲しいという想いで90点。
GK:90点
ソンリョンは神、新井も控えとしては十分であったがやはり差が大きくソンリョン不在時は不安が残る。新井を含めた底上げに期待。
監督:100点
4つのタイトルを最後まで戦えたのは鬼さんサッカーのおかげ。今年は風間さんの遺産もあったがそこに守備をうまく融合した事、選手を我慢強く起用した事、時間をかけてフィットさせた事、中村憲剛とうまく付き合った事は特に評価したい。退場者が出た時の引き出しを強制的に短期間で経験した事で成長を遂げる事も出来た。ただ、憲剛を下げれないだけになったようにも見えるので2018年はどうしていくのか楽しみである。
個別
背番号 | 名前 | 評価 | 短評 |
GK | |||
1 | チョン・ソンリョン | 7.5 | 守護神として文句のない出来。勝点15は稼いでくれた。 |
24 | 安藤 駿介 | – | 出場時間足りず |
30 | 新井 章太 | 6 | 第2GKとしては上出来。ただ売りの足元に不安を見せるなど一皮むける事を期待。 |
31 | ポープ ウィリアム | – | 出場時間足りず |
DF | |||
2 | 登里 享平 | 6 | 怪我から復帰。まずはそれで良い。怪我しない身体を作ろう。 |
3 | 奈良 竜樹 | 7 | ファイターとして守備陣を率いた。少々やり過ぎな部分もあるが戦う姿勢を前面に出す姿は頼もしい。強気のラインコントロールも好き。 |
4 | 井川 祐輔 | – | 出場時間足りず |
7 | 車屋 紳太郎 | 7 | 日本代表にも選ばれた飛躍の年。とはいえまだまだ身体能力に頼っているので判断力やポジショニングの向上を期待したい。 |
17 | 武岡 優斗 | – | 出場時間足りず |
18 | エウシーニョ | 7 | そこにエウソン。攻守にハードワークしてくれる優良外国人。代わりがきかない存在。 |
23 | エドゥアルド | 6 | ルヴァン杯で悔しい思いをした空中戦の鬼。足元の技術を磨いてスタメン争いへ。 |
26 | タビナス ジェファーソン | – | 出場時間足りず |
28 | 板倉 滉 | 6 | 自慢の高さは頑張っていた。パスワークも悪くなかった。ただ、リズムが崩れた場合パニックになる傾向が。経験を積んでほしい。 |
29 | 舞行龍ジェームズ | – | 出場時間足りず |
MF | |||
5 | 谷口 彰悟 | 7 | DFリーダーとして副キャプテンとしてチームを率いた。セットプレーからの得点ができるようになったのが戦力的には非常に大きい。 |
6 | 田坂 祐介 | 6 | ポリバレントなプレーヤーとして主に控え。エウソン不在時の右サイドバックが多かった。スタメン争いに絡んで来てほしい。 |
8 | 阿部 浩之 | 7 | 新加入で自己新の10得点&日本代表初選出。攻守のハードワークとゲームの流れを読む力の強さ。ラスカル。 |
10 | 大島 僚太 | 6.5 | クラブ初の日本人10番。怪我に泣かされることもあったが、キープ力、突破力、展開力と日本代表にふさわしい。前に出てゴールを絡む意欲も出てきて今後も期待が膨らむばかり。 |
13 | 三好 康児 | 6 | 主に流れを変える存在として長谷川とポジションを争う。後半は長谷川に負けたが、成長した姿は見せてくれている。決定的な仕事ができる選手になってほしい。 |
14 | 中村 憲剛 | 7 | トップ下として攻撃陣を牽引。相手の戦術に合わせて柔軟にゲームをコントロールする引き出しの多さはリーグ随一。 |
16 | 長谷川 竜也 | 6.5 | 攻撃のジョーカーとしてのポジションを確保した感もある。突破力に加え思い切りの良さがでたのは迷いがなくなったからか。成長期待。 |
19 | 森谷 賢太郎 | 6.5 | 美しいミドルシュートを決めるなど以前より得点に絡む意思を強く感じる。黒子の仕事だけでなく主役の仕事ができるようになればスタメン取れる。 |
21 | エドゥアルド・ネット | 6.5 | 良いネットと悪いネットが共存する気分屋。南米のリズムでゲームを作る。75分ぐらいで集中力切れがち。最後まで頼む。 |
25 | 狩野 健太 | 5.5 | ロングボールの軌道が美しい。どこのポジションでも穴はないが売りも見せれず。 |
32 | 田中 碧 | – | 出場時間足りず |
FW | |||
41 | 家長 昭博 | 6 | 怪我もありフィットするまで時間がかかった。地蔵と言われたプレーヤーだがハードワークを手に入れた天才。評価の低さは活躍期間の短さ。 |
9 | 森本 貴幸 | 5.5 | 流れにほぼ乗れていないが突然得点を取るCF。守備はよいがリズムがずれている。 |
11 | 小林 悠 | 7.5 | 怪我なくシーズンを過ごし、キャプテン業もこなしたスーパーなアンパンマン。残留してくれてありがとう。得点王&MVPおめでとう。 |
20 | 知念 慶 | 6 | 両足頭とCFらしく力強いシュートが打てる期待の星。序盤は迷子になっていたが後半はゲームに絡めるようになってきた。 |
22 | ハイネル | 5.5 | フロンターレのリズムとは合わず。それでも自分の売りを出そうとし、攻守に奮闘してくれた。プロ。 |
27 | 大塚 翔平 | – | 出場時間足りず |
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