【映画】シングルマン

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ファッションデザーナーであるトムフォードの初監督作品。全てのコマが完璧にデザインされていると言えるほど美しい。動画の美しさのクリトファーノーラン監督と少し違うが静止画的な美しさを感じる。内容は最愛のパートナーを無くした男の決意の1日を描いたもの。とても美しくとても儚い。じわじわくる作品。人生を考えさせられる。絶望していれば絶望の人生。前を向けばいいこともある。良作。

【映画】手紙は覚えている

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最愛の妻を無くした90歳のゼヴ。寝て起きると記憶もはっきりしないほどの耄碌。そんな彼が手紙に残されたミッションを遂行するサスペンス。90歳のおじいちゃんなので誰も不審がらないのが上手い設定。オチも悪くなく最後まで適度な緊張感を出しているのが良い。94分とコンパクトなので気軽に見れる。良作。

【映画】孤高のメス

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堤真一演じる医者が地方医療にメスを入れる。そんな感じのストーリー。堤真一の演技が主人公の人柄をうまく表現していて話に引き込まれていく。腐敗した病院の改革を積極的にやるわけでなく、あくまでも医者として患者と向き合い続ける姿が良い。良作。

【映画】バリー・シール

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トムクルーズが実在の人物を伝記映画。1970年代後半、アメリカの天才パイロットが麻薬や武器を密輸したりなんなりするストーリー。CIAが介する事と野心家の心に火がついて、大暴れ。テンポよし、流れよし、演技良し。実在したのかと疑問になるぐらい波乱万丈。邦題は可。良作。

【映画】ファルコン

汚職にまみれた社会でマフィアに挑む判事を描いた実話。シチリアのマフィアによる汚染が酷い中、勇敢に立ち向かっていく姿はかっこいい。次々と仲間が殺されていく中でも心折れずに戦い続けたのは凄いの一言。尺も構成もバランスが良い。内容的に面白い話では無いし派手さも無いが事実ベースとしてみるには良い。良作。

【映画】トゥー・リブ・アゲイン

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娘を亡くした傷から立ち直れないソーシャルワーカーと16年間監禁されていた女性との交流を描く。実話が元ネタだが、家族による監禁というのはあり得ることだし、家族も良かれと思っているところが怖いところ。16年間の監禁+薬の投与による影響を精神病として病院に閉じ込める事になる流れも怖い。心の交流が素敵な作品。良作。

【映画】ドニー・ダーコ


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リバースムービーと呼ばれて話題になったサスペンス。1回目は不思議な感覚、2回目で概要がわかり、3回目で全部がつながる感じ。ジェイク・ジレンホールの演技が素晴らしい。エキセントリックな内容なんだけど、理解を深めていくと深い愛の物語だとわかる。良作。

【映画】ミケランジェロの暗号

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ナチス台頭期のオーストリアを舞台にした男達の愛憎劇。邦題が明らかにミスリードしているがダヴィンチコードのような謎解きは何もない。むしろ謎は観客には明かされているが劇中のナチ達は気がつかないという面白さ。ジャンルとしてはサスペンスでありコメディ。ユダヤ人迫害を描きながらもユダヤ人の強かさもうまく表現している。二転三転する立場。面白い。原題はMy Best Enemy、邦題は劣悪。良作。

【映画】英国王のスピーチ

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吃音に悩まされた英国ジョージ6世とその治療に当たった言語療法士の友情話。主演コリンファースの演技がとても良い。真摯に治そうとする自分とできない自分の間に揺れる感じがとても良い。徐々に深まる友情もペースがとても良い。良作。